【ずっと会いたかった人】ハーブで心身を整える方法を伝える山本真衣さん(3/4)

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2021.2.4

体調を壊した経験をもつハーブスタイリスト・山本真衣さんは、心身を整えるために日々ハーブを活用しています。「さまざまなストレスで自律神経を乱しがちな現代だからこそ、取り入れてほしい」と話してくれました。

――すっきりする、いい香りですね。それは何のハーブでしょう。
これは、ローズマリーです。育てている小枝を1本、白湯に浮かべて、香りを包んだ湯気を胸いっぱいに吸いこみながら飲む。私の毎朝の習慣です。
――なぜ、ローズマリーなのですか。
家族が起き出す前に、ベッドからカラダを引きはがすように起きるのですが、まだ半分眠っています(笑)。なので、脳を起こす必要があるんです。ローズマリーには集中力や記憶力を高める効果があります。勉強や運動をするときにローズマリーの香りを嗅ぐと集中力が高まると聞いたことはありませんか? 香りが脳にダイレクトに働きかけるんです。
――若返りのハーブと聞いたことがあります。
そうなんです。抗酸化、抗炎症効果があるので、アンチエイジングになります。ローレル(ローリエ、ゲッケイジュ)を白湯に入れることもあるのですが、このハーブも抗酸化、抗炎症効果があって、血流をよくしてくれます。
香り成分を充分に引き出すには、熱湯にローズマリーを入れて60℃〜70℃くらいに冷ましてから飲む。
――香りをかぐだけだから、朝が忙しいワーキングマザーにもいいですね。
何か特別なものを用意する必要がないのが、いいところです。もっといいのは、朝起きてすぐにディフューザーのスイッチをONにして、部屋中に香りが漂わせると効率がいい。
――このディフューザー、この記事のプレゼントにもしてくださいましたね。
はい、これはアロマのボトルがそのままセットできるので、とても便利なのです。朝ご飯を作ったり、部屋を片づけたり、パソコンで仕事したり、その間、特別なことをしなくても、ずっと香りは脳に作用してくれるわけです。
――スイッチをONにすると同時に、脳のスイッチもONになる。
その通りです。香りで生活のメリハリがつけると、自律神経が整いやすくなるのです。朝は交感神経を活発にし、夜は副交感神経を優位にする。
――コロナ禍で「眠れなくなった」という声もよく聞きますね。
相談もよく受けます。起きる儀式、眠る儀式を香りでつけると、香りをかぐだけでカラダが反応するようになる。暮らしやすくなります。
ハーブウォーターもよく作るという山本さん。「お客様を迎えるときも、香りだけではなく、目から楽しんでもらえます」。カラフェに好みのハーブ、水、氷を入れておくだけ。
――夜、副交感神経を優位にするためには、どんなハーブがいいでしょう。
ラベンダーがおすすめですね。頭痛や月経痛をやわらげたり、精神を落ち着かせたり、鎮痛・鎮静効果があります。ラベンダーの香りをかぐことで、リラックスしている脳の状態をあらわすα波が出るという研究もあるんです。
――好きな香り、苦手な香りもあると思うのですが、その場合どうすればいいですか。
植物の香りをかぐこと自体、とても原始的なこと。ですから、そのときに感じる「好き」を優先してください。好みの香りって、その日の心身のコンディションによっても違うし、環境でも変わる。1日のうちでも、心地よく感じる香りが違うこともよくあります。
――なるほど。友人から「この香りいいよ」とすすめられても、好きになれないことがありますものね。
そう。素直に、自分の気持ちに従うのが基本です。ただし、妊婦さんやお子さん、体調がすぐれなかったり療養中だったりする場合は、香りの効能などをきちんと調べてからお使いになることをすすめます。
好みの形の製氷皿に水とハーブを入れて凍らせる。「お水に入れると、氷が溶けるにつれ香りを楽しむことができます。暑い日のおもてなしにぜひ試してください」と山本さん。
――氷にハーブを閉じ込める、目にも美しいですね。
暮らしのそこここにハーブがあると、リラックスする時間を1日の中で何度も持つことができるんです。パソコンやスマホにずっと向き合っている時間、とても長くないですか? その間、ずっと緊張し続けているわけですから。
――通勤電車でも、ほとんどの人が下を向いてスマホです。
本当に。下を向き続けていると、精神的なことだけでなく、首や肩の緊張も続いているわけです。カラダにも影響が出てきます。表情筋を動かさないので、顔の筋肉も落ちてきます。
――山本さんは、顔や首のケアはどうなさっていますか。
特別なケアをする時間は、残念ながらありません。ですから、スキンケア選びがとても大事で。今は、デルメッドのリンクル クリーム、アイクリームを使いながら、シワ予防と表情筋のケアをしています。この2つのクリームは、ローズマリーエキスが配合されていて、柑橘系の香りがとても心地いい。子育て中で時間のないママ友にぜひ伝えたいです。
「この2つのクリームはしっかり肌にフィットしてくれます」と山本さんが愛用する、デルメッド リンクル クリーム、アイクリーム。「最後に両手で頬を持ち上げるようにプッシュしています」
商品

ハリと潤いのクリーム

リンクル クリーム

医薬部外品 【商品番号】330 【容量】30g (約1ヶ月分)

通常価格5,500円(本体価格5,000円)

公式サイトで購入
商品

目元用薬用クリーム

アイクリーム

医薬部外品 【商品番号】275 【容量】15g(約2ヶ月分)

通常価格7,700円(本体価格7,000円)

公式サイトで購入
●第4回は2月18日公開です。山本さんのボディケアについても伺います。

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山本真衣(やまもと・まい)ハーブスタイリスト

20代のときにパニック障害になったのをきっかけにハーブに出合う。独学でハーブや精油について学び、主婦ならではの視点で暮らしに取り入れやすい活用法を日々研究している。雑誌やウェブ上でハーブ料理のレシピを提供したり、ワークショップやSNSで「ハーブのある暮らし」を提案している。
https://www.haveaherb.com/
Instagram @haveaherb

撮影・小松勇二 ヘア&メイク・広瀬あつこ 構成と文・越川典子

山本真衣さんセレクト「nahrin(ナリン)」の
ハーブオイル3点セット×ディフューザー」
(1万4700円 税別)を3名様にプレゼント!

山本真衣さんが愛用しているナリンのハーブオイルは、スイスの修道院に中世から伝わるハーブレシピをベースに、精油とハーブエキスを配合。香りによるリラックスだけでなく、どのオイルも肌に直接塗ることができます。不調な部分に、セルフケアアロマとして使える人気の3オイルをセットにしてプレゼントします。
●ハーブオイル33+7(15ml)・・・33種類の精油と7種類のハーブエキスが配合されたブレンドオイル。コスメキッチンでアロマ部門1位をとるなど不動の人気。
●リラックスオイル(15ml)・・・ストレスケアに定評のある9種類のアロマをブレンド。ユーカリ、ペパーミントなどがすっきりした香り、ラベンダー、マンダリンのゆったりした香りが副交感神経に働きかけ、質の高いリラックスをもたらしてくれる。
●センシュアルオイル(15ml)・・・センシャル(官能的)な香りによって、女性の本来の美しさを呼び覚ますことをテーマにしたエッセンシャルオイル。ローズ、イランイラン、パチョリ、ラベンダーなど7種類のハーブを配合。
●アロマディフューザー・・・ナリンのボトルごと下から差し込めて、スイッチを入れるだけでアロマを楽しめる、便利なネブライザー式ディフューザー。火を使わず、水を使う必要もない。

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