【ずっと会いたかった人】インテリアとして盆栽を楽しむ山田香織さん(2/4)

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2021.4.1

お部屋にいながらにして自然を感じる。自然と一体感をもてる。そこが「盆栽」のよさと話す盆栽作家の山田香織さん。マニアックな盆栽のイメージから、よりモダンで、よりやさしい印象へ。山田さんが広める「彩花(さいか)盆栽」の楽しみ方を聞きました。

※最後に山田香織さんデザインの盆栽と著書のプレゼントがあります!

――ここ清香園の庭園に入ると、立派な盆栽が迎えてくれます。
はい。私自身、ここに帰ると「お帰り」と迎えてくれる気がします(笑)。いま手を入れているこの五葉松は、もう150年くらい経っています。時折、応接間に飾ります。日本の床の間文化とは、おもてなしの心そのもの。訪れる方を心を込めてお迎えするために飾る。――ですから、持ち運べるように、植木と違って鉢を大きくしないんです。
――室内でも楽しめるんですね。
お部屋にいても自然と一体になれる。自然の気配がいつもある。冬の間、枝だけだった木から芽が出て、つぼみがふくらみ、花が咲く。毎日の小さな変化で、時間の流れを感じることができます。育てている人にしかわからない小さな変化もあって、お互いに励まし、励まされる関係性ができてくる。
――暮らしのパートナー?
樹木にも人格がある、私はそう感じています。面白いのは「気が合う」「気が合わない」ということもあるんです。その土地の気候、お家の環境、空気の流れ、置き場所によっても大きく変わる。だから、お互い、ムリがないように植物の性質も考えて樹木を選んだほうがいいですね。
清香園に飾られる盆栽は、そのときどきに一番美しい姿を訪れる人に見せてくれる。
――なるほど。マンションか一軒家かでも違いますね。
ですから「彩花盆栽教室」では、必ず、どんなお家に住んでいらっしゃるか、環境を伺って作るんです。同じマンションでも、高層で35階か2階かでも違いますし、一軒家といっても、郊外でお庭がある方と日当たりの少ないお家かでも違う。いくら、こういう景色を作りたいと言っても、環境が許さなければ、どこかムリが出てきてしまいます。
――教室の皆さんも彩花盆栽を「うちの子」と話していらっしゃった。
まさに、うちだけの子なんです。育てるうちに愛着が湧いてきます。
――だから女性に人気なのでしょうか。
子育てに家事に仕事に、40代、50代の女性はとくに忙しい。人生もなかなか思うようにいかない。こんなはずじゃなかったと思いながらも、変化を受け入れて、ベストを尽くしています。植物は自分で動くこともできない。日照りが続いたり、寒い冬が長かったり、すべてを黙って受け入れて、生きていこうとする姿を近くで見せてくれるんです。
――その姿は、再生そのものですね。
そうですね。葉は落ちてしまっても、土の中では根を張り、幹の中では次の命の準備をする。そして、またみずみずしい葉を見せてくれる。健気で、シンプルな生き方を見せてもらうと、何とか知恵をしぼって私も生きていこうと思えるんです。
光が長くなったな。今日は風が強いな。陽射しが強い。部屋にひと鉢あるだけで、現在進行形の季節感を感じ、自然を呼び覚まされる。
――海外ブランドとのコラボレーションも多いですね。
下の写真は、パリのラグジュアリーアクセサリーメゾン「ロジェ ヴィヴィエ」の2019年春夏コレクションでコラボしたものです。いろいろな分野の女性アーティストが住むホテルというコンセプトで、ひと部屋を作ったものです。他にも、時計のオメガ社、海外のホテル、レストラン、美術館などともご一緒しています。
――盆栽はアートとして認知されています。
はい、日本とは違って、アート作品ですね。一方、盆栽愛好家は世界中にいます。
――海外の樹木は盆栽にはならないのでしょうか。
四季のある日本と、たとえば赤道直下の国々では、違うでしょうね。マレーシア、シンガポール、インドネシアには愛好家は大勢いらっしゃるのですが、どの地域でも独自の発展があるようです。日本では、外で育てる……となると、気候に合った在来の植物がもっともあっています。
ロジェ ヴィヴィエのファッショングッズとともに、彩花盆栽を。見事なコラボに訪れる人も楽しんだという。
――彩花盆栽を育てるコツを教えてください。
風景を表現する彩花盆栽は、「こうしたい」という目標の形を定めて、逆算していくわけです。10年後にこの枝がこうなってほしい。そのためには、次のひと作(さく)でこうしよう、と。ひと作というのは1年のことです。
――捉え方が大きいですね。
そう。長い目で見ていくのが当たり前の世界ですね。考えてみれば、私自身、小さいころから、流行を追うということがなかったですね。
――変化するのも怖くない。というか、「こうありたい」方向に変化させる…。
500年生きている盆栽と毎日会話していると、私の人生なんて、ほんの一瞬。だから今、何をするかが大事で、思い描いた1年後、5年後、10年後に向かっていくわけです。
――人間も同じですか?
いつまでも20代の若々しさがほしいと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、私は歳をとることが全然、怖くないんです。だから、元気でいる自分のために何が必要かを考えます。その一つが、デルメッド プレミアムクリーム No.1です。ベッドサイドに置いて、寝る前に肌につける、贅沢な時間が先につながっていると信じて。
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●第3回は、4月8日配信。「彩花盆栽」の作り方を教えてもらいます。

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山田香織(やまだ・かおり)
盆栽家、盆栽清香園5代目、彩花流盆栽家元

幼い頃より、跡取りとして盆栽の指導を受ける。父・山田登美男が創始した彩花流盆栽の第一後継者として、1999年に「彩花盆栽教室」を設立・主宰。埼玉・盆栽町・大宮、東京・表参道・日本橋・新宿・池袋、神奈川・横浜など7カ所にて指導をしている。NHK「趣味の園芸」元キャスター。海外ブランドとコラボ作品を作るなど、積極的に盆栽の美しさ、価値を国内外へ発信している。二児の母でもある。著書に『山田香織のはじめての盆栽樹形』『小さな盆栽の作り方・育て方』『山田香織の盆栽づくり とっておきの“いろは”』など多数。

盆栽清香園 http://www.seikouen.cc/
Instagram @bonsai_seikouen

彩花盆栽1日教室の申し込み
☎ 0120・464・870
メール otoiawase@seikouen.cc

撮影・青木和義 ヘア&メイク・レイナ 構成と文・越川典子

山田香織さんの「彩花盆栽」(8,800円)と著書『はじめての盆栽 失敗しない8つのコツ』(1,760円)をセットにして5名様にプレゼント!

チョウジュバイ(長寿梅)×ヒナソウ(雛草)を寄せ植えした「彩花盆栽」です。チョウジュバイは2月から5月まで長く花を楽しめ、条件さえそろえば秋に開花することもあります。おめでたい名前から、お祝い事の贈りものにも喜ばれています。ヒナソウは、毎年春に花をたくさんつける、山野草です。どちらも育てやすい植物ですが、お手入れの方法はプレゼントの書籍をご参照ください。尚、特別な梱包が必要となるため、清香園から直接ご送付することになります。