【ずっと会いたかった人】盆栽の新しい魅力を伝える山田香織さん(1/4)

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2021.3.24

「緑の美術品」と称される「盆栽」。世界中からファンが訪れる、さいたま市盆栽町・清香園(せいこうえん)の若き5代目・山田香織さんは、伝統を守りながらも新しい盆栽の魅力を広めるため「彩花(さいか)盆栽教室」を主宰。その魅力に今、女性ファンが急増しています。

※今回から4回にわたって、盆栽家・山田香織さんの流儀を拝見します。オリジナルの「彩花盆栽」プレゼントも!

――美しい盆栽です。この花は何ですか。
赤い花をつけるこの木はチョウジュバイと言います。長寿梅という字のごとく、2月から5月まで長く咲いたり、秋に咲いたりするおめでたい花で、ボケの仲間です。背の高い松はクロマツ。足元に、斑入りのユキノシタ。セキショウは水辺に群生する常緑の多年草。コケ、チャセンシダ。そして、白い化粧石を小径のように敷いて――春を感じさせる庭の中を、自分が歩くような気持ちで作りました。
――彩花盆栽って、とてもファンタジックな世界ですね。
盆栽って、空想の世界、イメージの世界。どんな世界も作れるところが面白いです。たとえばここ、鉢のデザインも中央にくぼみがありますでしょう? これは庭にある、池に見立てているんですよ。
――ドーナツ状の鉢も珍しいです。
「彩花盆栽」の鉢はすべてオリジナルです。手のひらサイズで、リビングや玄関で楽しめるように、今の暮らしに合うようなモダンなデザインにしているんです。
――他の盆栽とどこが違うのですか。
伝統盆栽は、基本「一盆一樹」。男性的なイメージを持たれる方が多いと思います。一方、「彩花盆栽」は2種以上の植物を寄せ植えして、ひと鉢の中に風景を表現する、彩りのあるの盆栽です。もっと女性に、この魅力を知ってほしいという思いで考案したものなんです。
山田さんが家元をつとめる「彩花(さいか)盆栽」は、2007年には「新日本様式百選」にも選ばれた。
――どんなふうにイメージをふくらませるのでしょう。
誰もが自分の心に、「あの風景を再現したい」という景色をもっているのではないでしょうか。たとえば、サクラ。幼い頃から見ていた故郷のヤマザクラ。高校の校庭に咲いていたサクラ。神社にあったシダレザクラの大木。そのときの思いをのせていく。
――単に、サクラの花の美しさを鑑賞するのではない?
そうです。思いのこもった特別なサクラ。そこには、自分自身が投影されるんです。
――その風景の中では自分が主人公なのですね。
「彩花盆栽」は、作りながら自分の物語を書いていると言ってもいいですね。どんな物語でも書けます。樹木に草花を組み合わせたことで、より風景を作りやすくなりました。手をかけて育てながら、その盆栽とともに人生を歩んでいる感覚なんです。
じっと覗き込んでみると、自分がその景色の中にいるような気がする。「彩花盆栽」を始める人は、その魅力にひきこまれるという。
――すごく身近な存在に感じますね。
盆栽は基本、外に置いて育てるものなのですが、「彩花盆栽」はインテリアとしても自分のそばに置ける。世の中、めまぐるしく変化していきますが、ゆったりとした時の流れを見せてくれることで、新しい価値観が自分の中に生まれてくるんです。
――もともと山田さん、理系だったと伺いました。
大学卒業後、内定を頂きシステムエンジニアになる道もあったのです。大学生にとっては、盆栽イコール年配者の趣味、というイメージで、正直、重荷を感じていたのは事実。それでも、ゆっくりと姿を変えていく盆栽の姿は、自分の中にも根づいていた。それならば、もっと女性にも盆栽の魅力を知ってほしい。若い人たちにも伝えたいと思ったんですね。
――キャリアの曲がり角でしたね。
いったん決めたら、行動は早いです。大学卒業前から、清香園で自分の盆栽教室を始めてしまったので(笑)。
――そんな山田さんが、いちばん好きな盆栽は?
ゴヨウマツです。大木の雰囲気があって、いちばんかっこいい。山の主みたいに、どんな山にも生えています。若いころはよさがわからなかったのですが、人生を重ねていくほどに味わいがわかってきました(笑)。
江戸は嘉永年間から続く「清香園」の5代目。初めての女性当主として、新たな試みを続ける。
――盆栽の美しさはどこにありますか。
時を重ねるごとに加わってくるもの、それが美しさだと日々感じています。植物もたくさんの経験をして、成長するもの。その年齢ならではの美しさ、その瞬間ならではの美しさはたしかにあって、それを最大限に引き出すのが、私の役目。
――人も同じですか。
そうありたいと思いますが(笑)。実は私、肌が敏感なんです。出産後から体質が変わってしまい、乾燥したり、肌に合わない化粧品を使ったりすると、唇がすぐにむけてしまう。顔全体の肌がむけたことも。だから基礎化粧品は、本当にいいもの、信頼できるものを使いたい。その点、デルメッドのプレミアムシリーズは安心です。お風呂上りにすぐつけられるように、いつも洗面所に置いています。
――日々、気をつけていることはありますか。
基本が大事。肥料をたっぷりあげても、根っこがしっかりしていないと吸収しない。それでもダメなときは、土を替えなければならない。だから、私も根っこと土という土台をしっかりしなければと、不足しがちな栄養を心がけて摂るようにしているんです。
日差しを受ける仕事。UV対策はなくてはならないもの。手にしているデルメッド プレミアムUVベイスは欠かせない。その右が、プレミアム エッセンス。プレミアム ローション。
商品

ハリと美白のセット

プレミアム 3品セット

【情報】医薬部外品 (全品) 【商品番号】350 (約2ヶ月分)

〈セット内容〉

・プレミアム ローション [現品] 200mL

・プレミアム エッセンス [現品] 90mL

・プレミアム UVベイス [現品] 30mL(SPF35・PA+++)

通常価格18,700円(本体価格17,000円)

公式サイトで購入
●第2回は、4月1日配信。「彩花盆栽」の魅力、楽しみ方を伺います。

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山田香織(やまだ・かおり)
盆栽家、盆栽清香園5代目、彩花流盆栽家元

幼い頃より、跡取りとして盆栽の指導を受ける。父・山田登美男が創始した彩花流盆栽の第一後継者として、1999年に「彩花盆栽教室」を設立・主宰。埼玉・盆栽町・大宮、東京・表参道・日本橋・新宿・池袋、神奈川・横浜など7カ所にて指導をしている。NHK「趣味の園芸」元キャスター。海外ブランドとコラボ作品を作るなど、積極的に盆栽の美しさ、価値を国内外へ発信している。二児の母でもある。著書に『山田香織のはじめての盆栽樹形』『小さな盆栽の作り方・育て方』『山田香織の盆栽づくり とっておきの“いろは”』など多数。

盆栽清香園 http://www.seikouen.cc/
Instagram @bonsai_seikouen

彩花盆栽1日教室の申し込み
☎ 0120・464・870
メール otoiawase@seikouen.cc

撮影・青木和義 ヘア&メイク・レイナ 構成と文・越川典子

山田香織さんの「彩花盆栽」(8,800円)と著書『はじめての盆栽 失敗しない8つのコツ』(1,760円)をセットにして5名様にプレゼント!

チョウジュバイ(長寿梅)×ヒナソウ(雛草)を寄せ植えした「彩花盆栽」です。チョウジュバイは2月から5月まで長く花を楽しめ、条件さえそろえば秋に開花することもあります。おめでたい名前から、お祝い事の贈りものにも喜ばれています。ヒナソウは、毎年春に花をたくさんつける、山野草です。どちらも育てやすい植物ですが、お手入れの方法はプレゼントの書籍をご参照ください。尚、特別な梱包が必要となるため、清香園から直接ご送付することになります。