【ずっと会いたかった人】ブランド「YONFA」ディレクター、キム・ヨンファさんが愛するもの（3/4）

自分の好きなもの、好きな色、好きな形を追究したいというキム・ヨンファさん。プライベートな暮らしを知って、シンプル＆エレガントなファッションブランド「YONFA」の秘密が少しだけわかったような気がしました。

――「YONFA」の服は、とてもシンプルでスタイリッシュです。

エレガントでありつつ、すっくと立っている女性の強さを感じさせるデザインが好きですね。「かわいい」とか「きれい」とかより「かっこいい」――「YONFA」の服を着たときに、そんなふうに感じてくれるとうれしいですね。

――かっこよくあるために、ヨンファさん自身がしていることはありますか。

カラダを鍛えることかな。この夏から、週1回、パーソナルトレーニングを続けていて、背中のお肉がすっきり落ちて、内腿も引き締まったんです！　好きな服を着こなして、好きな自分でいるために、欠かせない習慣になりました。

――ということは、食事にも気を遣っているのでしょうか。

はい、朝はココナッツオイル入りのコーヒーで代謝を上げ、オメガ３系オイルは必ず、黒酢も1日大匙1.5杯は摂っています。丸鶏でスープストックを作りますし、キムチなどの発酵食は毎日必ず。ご飯は玄米。玄米粉でパンも焼きます。料理は大好きです。

――料理も本格的です。必ずプライベートの時間もとるようにしているのでしょうか。

仕事とプライベート、私、切り離して考えられないんです。読む本、座る椅子、見る映画……自分のライフスタイルがすべてデザインにつながってくることを、今、あらためて実感しているところなのです。実は今年、一人暮らしを始めたところだからでしょうか。

――そうなんですね。じゃ、インテリアを考えたり、食器を揃えたり。楽しいですね。

はい。テーブルや椅子、ソファ、照明、マグカップまで、自分好みでコーディネートすることがとても面白いですし、勉強になります。あ、自分はこういうことが心地よいと感じるんだと発見することもあって。それらのディテールを積み重ねた先に、私のモノづくりがあると思っています。

――ヨンファ・ワールド、もう完成しましたか？

それが、なかなか妥協できなくて（笑）。ぴったりのものがないなら、いっそのこと自分で何とかしようと、壁にかける絵も自分で描いています。好きな色、好きな形、好きな素材。部屋に飾ってあるその絵を、展示会のポスターにしたり、ショールームに置いたりもしています。

――今、自由な時間があったとすると、何をしたいですか。

う～ん、何でしょう……。365日のうち、完全にフリーな日は７日あるかどうか。そんな日は、書店に行きますね。表紙のデザインに発見があったり、写真集や画集との出合いがあったりして、インスピレーションがわくことがあります。出張先でも、何かひとつ役に立つ体験や情報を得て帰りたい。もちろん、ショッピングは大好きです！

――ヨンファさんの着こなしには、バッグ、メガネ、靴がとても印象的に使われていますね。

見ると、ほしくなります！　メガネは、枠の色や太さで、その日のコーディネートの印象をがらっと変えることができて、すごく便利なアイテム。今は、バッグをいろいろデザインしていますが、そのうち靴も作って、そこから発想した服をデザインすることなんかもあるかもしれませんね。

――自分好みを追究しているヨンファさん。メイクのライブ配信もしているのですから、肌も自分好みってあるのでしょうか。

はい。肌がしっとり、もちもちしていると1日気分がいいですね。すっぴんからのメイクライブをしているので「自信があるんですね」と言われます、ないです（笑）。それよりも、きれいになりたいと思って努力すること、前の日より今日のほうがきれいになっていることが好き。

――その気持ちが大事なのですね。

そうですね。そのためには、カラダをトレーニングするみたいに、「肌体力」も必要。こつこつケアをすることで、肌や体型、着る服や行動も変わっていくと思うんです。

――メイクをしている自分と、素顔の自分とどちらが好きですか。

困った（笑）。どちらも好きな自分ですから。毎晩のクレンジングでリセットしています。今気に入って使っているのは、デルメッド　クレンジング　バーム。きちんと汚れを落としてくれて、肌を傷めない。テクスチャーも心地いい。湯舟でマッサージしながらメイクオフしますが、手のひらでとろっとなめらかに。洗いあがりが驚くほどしっとりして、自分の肌がどんどん好きになります。

メイク落とし バームタイプ

バーム クレンジング

【商品番号】 396　【容量】80g

通常価格3,960円(本体価格3,600円)

●第4回は12月10日公開。キム・ヨンファさんのこれからの夢をお聞きします。

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撮影・青木和義　ヘア＆メイク・広瀬あつこ　構成と文・越川典子