【ずっと会いたかった人】「自分に似合うおしゃれ」を提案する川邉サチコさん、美木ちがやさん(3/4)

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2020.9.10

髪の色も肌質も、体型も一人ひとり違う。だから自分らしいおしゃれ、自分らしい美しさを探しましょう、と美容家の川邉サチコさんは話します。そのためにも「上手にプロの手を借りてほしい」と、娘の美木ちがやさん。では、そんな自分らしい美しさを手に入れるコツ、教えてください。

――自分に似合うおしゃれって、誰もが知りたいと思っています。
サチコ:似合う基準って、変わっていくからなんです。たとえば、パウダータイプのアイシャドーが気に入っていたけれど、目元にシワが増えたら、クリームタイプのほうがよいかもしれない。色も、濃いブラウンではなく、明るいブラウンのほうがくすんで見えないかもしれません。こういう情報って、なかなか自分では得られないんです。
ちがや:よくありがちなのは、どんなお洋服を着ても「同じ顔」をのせちゃうこと。
サチコ:アイシャドーの色や口紅の色が、いつも同じなのね。でも、ピンクの服なのか、グリーンの服なのかで肌の見え方も違うし、合う色も変わってきますよね?。
――自分を客観的に見る目も必要ですか。
サチコ:客観的な意見をまず、拒絶しないこと。気持ちをやわらかくもって、試してみることって大事だと思う。私も、ちがやさんの意見、耳に痛いですが、がまんして聞く。すると、なるほどと思うことがたくさんあるのね。
ちがや:サチコさんは、孫、私の2人の息子たちの意見も聞きます。
サチコ:単なる批判なら聞かないけれど、愛のある意見なら聞きます(笑)。そして、気持ちが動いたら、トライしてみる。こういう小さなチャレンジを積み重ねることが、きれいへの近道なんです。
お気に入りのグッチのスカーフをターバンにするちがやさん。「今日は、サチコさんにバランスをみてもらいました」。
――小さなチャレンジが大事なのですね。
ちがや:変えてみよう、と思う気持ちが芽生えたとき、もう道は拓けているのだと思う。
サチコ:そう、あなたもちょっと考えてみて。この1年で何か新しいことをしましたか? もししていなかったとしたら、何かを始めてみてほしいんです。入ったことのない店に入る、食べたことのないものを食べる、初めてのスポーツをしてみる。ちょっとしたことでいいの。
ちがや:私は、帽子かな。新型コロナウイルスで、みんなマスク姿になっているでしょう? 顔を見てもマスクばかりに目がいくので、帽子を合わせるとすごくバランスがとれるって、わかったんです。
サチコ:なるほど。帽子もあるわね。似合う、似合わないって、決めつけてしまうことが多いものね。
――サチコさんはまとめ髪のイメージが強いですが、帽子もかぶりますか?
サチコ:今、大好きな帽子があります。石田欧子さん(H.at)にデザインしてもらった、黒いベルベットのベレー帽。大きく作ってもらっているから、動かしていろいろなバランスでかぶれる。
ちがや:サチコさんのホワイトブロンドに黒がよく映えます。
サチコ:「隠す」ためではなく、「おしゃれする」ためにかぶってほしいのね。
ちがや:そういう意識があるかないか、が大きな分かれ道になります。
サチコさん愛用のヘアクリップとベルベットのリボン。ホワイトブロンドから浮かない色が中心だが、逆に目立つ黒も使う。
――サチコさんは、昔からチャレンジングな性格だったのでしょうか。
サチコ:それが違うの! 私ね、中学生のころ、結核で1年間療養していたことがあったの。それまでは、どちらかというといじめられっ子で、弱い自分がイヤでしかたなかったのね。その1年間、ずっと考えていたんです。このままでいいのか? 言いたいことも言わず、したいこともしないで。人間、いつどうなるかなんて、誰もわからないのに、って。
ちがや:わが母ながら、泣けてきちゃいますね。
サチコ:退院して、また学校に通い始めたとき、180度変わりました!
――そこが、サチコさんの原点だったのですね?
サチコ:今ある、この時間こそ大事なんだとわかった。うじうじしていたら、もったいない。
ちがや:今を大事にするって、自分を大事にすることにつながっていますよね。
サチコ:そう。自分を否定せず、よさそうなことにチャレンジして、新しい自分を作っていってほしいと心から思います。
ちがやさんが今、気に入っている帽子がこれだ。「いろいろな色に合わせやすい、リボンをたらしたり結んだりしてニュアンスを変化させることも」(ちがやさん)
――サチコさんもちがやさんも、新しいヘアスタイルや色にチャンレンジする印象があります。
サチコ:ネガティブにとらえないでほしいのだけれど、年齢を重ねたら、いろいろな手段を借りて、自分をバージョンアップさせないと、何もしないでいると大変なことになるの。
ちがや:顔のことはちゃんとするけれど、髪まで気を遣っている人はまだ少ない。
サチコ:私は、20代から髪のケアを心がけていましたし、ちがやさんにも口うるさく言っていたわね。
ちがや:おかげで、同世代の中では髪のトラブルは少ないかも。髪は、コツコツと地道なケアが欠かせないんです。
――実際に効果がある、なしでヘアケア製品を選ぶのでしょうか。
サチコ:ほんとうにたくさんのものを試します。よくても香りが苦手だとか、テクスチャーは好みなのだけれど効果が今ひとつとか。
ちがや:私たち、チェックはシビアですよ。
サチコ:最近では、デルメッドのヘアエッセンスが全体のバランスがとれていてよかったわね。
ちがや:地肌がすっきりして、髪がしっとり整う。抜け毛対策にもなり、長く使ってみたいと思わせてくれる優秀なアイテムです。
朝晩、ヘアエッセンスをつけるのが習慣に。「お客様に紹介して、とても喜ばれている製品でもあります」(ちがやさん)
https://www.dermed.jp/store/item/00275.php?utm_source=DS&utm_medium=KWB3
●第4回は、きれいになるためのお手入れを継続させる極意を伺います。

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左・川邉サチコ(かわべ・さちこ)
トータルビューティークリエイター、「KAWABE LAB」主宰

1938年東京生まれ。女子美大卒業後、パリでメイクアップを学ぶ。ディオール、サンローランなどのコレクションでヘアメイク担当。広告、TV、舞台で、女優やアーティストのイメージメイキングを担当。現在、大人のトータルビューティサロン「KAWABE LAB」を娘・ちがやと主宰。

右・美木ちがや(みき・ちがや)
トータルビューティークリエイター

1963年東京生まれ。美容家の家系に生まれ、学生時代からインテリア、ファッションのスタイリングを手がける。その後、ヘアメイクアップアーティストとしても各方面で活躍。「KAWABE LAB」では、母・サチコとともに、ヘア&メイクとファッションをトータルで提案。

Instagram@kawabelab
Instagram@sachiko_kawabe
Instagram@chigaya_miki

撮影・青木和義 構成と文・越川典子

拡大鏡の名品「ミロワール・アルパン」23,000円(税別)を2名様にプレゼントします。

直径8㎝、両面ミラー・片側拡大7倍の拡大鏡。フランスの職人が手作り、その技術と優雅さに定評がある「ミロワール・アルパン」の名品です。川邉サチコさん、美木ちがやさんが愛用、一押しの美容アイテム。年々、近いところが見えにくくなる大人女性の必需品。メイクだけでなく、口の周りに生えた毛や鼻毛などをきちんとチェックできます。旅先にも持っていける小さいサイズで、一度使うと手放せなくなります。上品なタッセルも美しく、ソフトケース付きです。
https://www.arpin.jp