【ずっと会いたかった人】母娘で女性の「きれい」を応援する川邉サチコさん、美木ちがやさん(2/4)

2020.9.3

プライベートサロン「KAWABE LAB」で、大人の女性のヘアメイクとファッション、トータルでアドバイスをする川邉サチコさん、美木ちがやさん。きれいになるコツは? と聞くと、「あきらめないこと」「気づいたときに始めること」とメッセージを送ってくれました。

――どんな女性にも「変身したい」という願望がありますが、「KAWABE LAB」にいらっしゃるお客様はいかがでしょうか。
サチコ:年齢を重ねると、メイクにしろ、お洋服にしろ、今までと同じではうまくいかないことが増える。でも、どうしていいかわからない。迷っている気がします。
ちがや:皆さん「私なんか」とおっしゃるのが不思議で。私から見たら、お顔は小さいし、首はきゃしゃだし、どんな服もきれいに見えるのにと思う方でも、ご自分では「貧弱に見える」「やせすぎ」と。自信がもてないのかもしれません。
サチコ:たとえば女優さんだと、その役柄のメイク次第で自在に心も行動も変わるのだけれど、一般の女性は違うんですね。メイクはあくまで「自分の延長」。心がついていかないと、どんなにきれいなメイクをしてさしあげても、それは失敗。
ちがや:受け入れられないとダメなんです。メンタルな面とすごく関係していますね。
――まるで、カウンセリングのようですね。
サチコ:そう。よく話を聞いてみると、メイクや着ている服が、話している内容やその人の人柄とはまったく違っていることがありますね。「今ここに生きている自分」にシフトできていない。見た目も変わっているし、立場も変わっているし、人間関係も変わっているのに。
ちがや:メイクをご提案しても、口では「いいわね」とおっしゃっても、目で「NO」と意思表示している方も。ですから話をすることがとても大事。「実は、オードリー・ヘプバーンに憧れていて」と打ち明けてくださると、次第にわかり合えて――
サチコ:「きれい」に近づくんです。
「夏は白い色を着ることが多い」というサチコさん。黒いインナーで、タテのラインを強調。ちがやさんは「そのシーズン流行の色を取り入れるようにしています」。
――どうすればいいのか、答えを求めている。答え合わせをしたいのでしょうか。
ちがや:私が思っていることは正しんだと確認したい。確信をもちたいのだと思います。
サチコ:どこをどうすればカッコよくなれるか、私たちプロは一瞬でわかるんです。でも、すぐに指摘しちゃダメなのよ。
ちがや:「変わること」って勇気がいりますから。
サチコ:怖い、って感じるのかもしれないわね。
ちがや:逆に、いったん受け入れると、女性は一気に変わります。元気になって、欲も出てくるし、自信が出て、人生観も変わります。勇気を出して、トライした人が勝ち。
サチコ:ほんとうにそうね。
――気づいた人から変わっていくのですね。
サチコ:社会が求めているものって、あるでしょ?「若々しさ」とか「かわいらしさ」とかを、いくつになっても女性は求められるのだけれど、これって何なの? と私は思うのね。
ちがや:他人の価値観で動く必要はないのに。
サチコ:そう。無言で女性に強いてくるでしょ? それに気づいて、自分らしい選択ができる女性を増やしていきたいと、私は思っているの。
ちがや:実際、増えてきています。
その日の着こなしのどこかに「ドキドキ感がほしい」と話すちがやさん。ピンクのワンピースも、背中にはっとさせられる。
――女性が自ら変わっていく時代。励まされる言葉ですね!
サチコ:私は東京・日本橋の生まれで、どこの誰が何をしているのか筒抜けの社会で育ったのね。家に帰れば、「〇〇に行ってたんだって?」と、ご注進があって知っているわけ。もう、ずっと「ほっておいてください!」と思って生きてきた(笑)。
ちがや:だからサチコさん、誰も止められない性格になった(笑)。
サチコ:82歳になった今も、人の目も言葉も気にしない。自由にしていいと思う。派手な色だって、自分が好きなら着てもいいじゃない。
ちがや:着ることでハッピーになることが、すごく大事ですものね。
――「年がいもない」と、自分でブレーキをかける必要はない……。
サチコ:ブレーキをかけないだけじゃなく、ブレーキをなくしてもいい(笑)。
ちがや:目立つ色の服を着ると「遊んでいる」と思われる、それがイヤという方は少なくないですね。
サチコ:大人は遊んではいけないの? 
ちがや:年齢を重ねても楽しく遊べる女性が増えると、続く私たちの世代も変わると思う。
サチコ:男性も、社会も変わっていくはずですよ。
ジル・サンダーのロングシャツはシースルー。「歩くと、風になびいて軽やか。動きが目に見えるの」とサチコさん。「合わせているのは、ユニクロの白いパンツ。自由に組み合わせればいいの」。
――大人女性のおしゃれに、いちばん大事なことって何ですか。
サチコ:大事なことはたくさんあって、何を優先するかなのだけれど、私は、清潔感だと思う。
ちがや:肌や髪の色、質感。美人でなくても、メイクが上手でなくても、「お手入れがされている」ことが感じられるということかしら。
サチコ:過剰の反対、かな。どんどん足すのではなく、引いていく。香水だって、むんむんするのではなく、ほのかに香るというくらいが清潔感につながりますね。
――肌のお手入れも、清潔感がカギなのでしょうか。ことですね?
サチコ:肌がしっかりお手入れされていれば、実はメイクは最小限ですむんですね。
ちがや:何ごとも基本が大事ということですね。
サチコ:そういえば、ちがやさん。最近、新しいスキンケアを始めたらしいわね。
ちがや:そうなの。日焼けにしない肌に仕込むという考え方で、化粧水の前に、つける。デルメッドのインナー プロテクトジェルっていうんです。同じ成分が入ったアウター プロテクトミルクは、今、私のベストコスメ。UVケアをするだけじゃなくて、エイジングケアも。何より使い心地が抜群にいい。
サチコ:スキンケアもどんどん進化しているから、こうして娘からも新しい情報をもらうわけです。
「肌は、整えて守ることが大事」とちがやさん。
左・デルメッド インナープロテクトジェル。するっと水のように浸透して、日焼けしない肌に仕込む。
右・アウタープロテクトミルク。SPF50・PA++++でいて、「しっかり保湿をしてくれる安心感があります」。
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●第3回は、お2人におしゃれ上達のコツを伺います。のヒントを教えていただきます。お楽しみに!

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左・川邉サチコ(かわべ・さちこ)
トータルビューティークリエイター、「KAWABE LAB」主宰

1938年東京生まれ。女子美大卒業後、パリでメイクアップを学ぶ。ディオール、サンローランなどのコレクションでヘアメイク担当。広告、TV、舞台で、女優やアーティストのイメージメイキングを担当。現在、大人のトータルビューティサロン「KAWABE LAB」を娘・ちがやと主宰。

右・美木ちがや(みき・ちがや)
トータルビューティークリエイター

1963年東京生まれ。美容家の家系に生まれ、学生時代からインテリア、ファッションのスタイリングを手がける。その後、ヘアメイクアップアーティストとしても各方面で活躍。「KAWABE LAB」では、母・サチコとともに、ヘア&メイクとファッションをトータルで提案。

Instagram@kawabelab
Instagram@sachiko_kawabe
Instagram@chigaya_miki

撮影・青木和義 構成と文・越川典子

拡大鏡の名品「ミロワール・アルパン」23,000円(税別)を2名様にプレゼントします。

直径8㎝、両面ミラー・片側拡大7倍の拡大鏡。フランスの職人が手作り、その技術と優雅さに定評がある「ミロワール・アルパン」の名品です。川邉サチコさん、美木ちがやさんが愛用、一押しの美容アイテム。年々、近いところが見えにくくなる大人女性の必需品。メイクだけでなく、口の周りに生えた毛や鼻毛などをきちんとチェックできます。旅先にも持っていける小さいサイズで、一度使うと手放せなくなります。上品なタッセルも美しく、ソフトケース付きです。
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