【ずっと会いたかった人】注目のファッションディレクター、キム・ヨンファさんの「これから」とは？（4/4）

ブランド「YONFA」の立ち上げが2016年。スタートはたった1人。１から10まですべてをこなし、「もう、やめたい」と思ったことも多々あったが、2019年には会社を設立。たった１年で、たくさんのファンから支持されるようになった。そんなファッションディレクターのキム・ヨンファさんに、「これからの自分」を語ってもらいました。

――挫折って、したことがありますか。

はい。ブランドを立ち上げてからの2年間は、すべてうまくいかなくて、たった1人で、とってもつらかったですね。気持ちだけは熱いので（笑）、何度もチャレンジすれば道は拓けると思っていましたが、同じ方法をくり返すだけではダメなんだ、と初めて知りましたね。

――答えはどうやって見つけたのですか？

今思えば、「もっといい人生があったのではないか」とか「別の道にすすめばよかった」とか、悪いときはそんなことばかり考えていましたね。でも、答えはどこか別のところにあるんじゃなくて、自分の中にあると気づいたんです。自分が本当に何をしたいのか、自分が今何をしているのか、これからどうしたいのかビジョンをしっかりもつことの大事さを思い知らされたんです。

――リーダーとしての責任もありますしね。

社員を抱える責任はすごく大きいです。リーダーが行くべき方向を見失ったら、どうしようもない。仕事面でも成長もそうですが、マインド面でも成長できることをひとつずつ積み重ねる。そうやって毎日を過ごすことで何かを実現できるんだと、今は理解できます。

――人生のプランはきっちり立てるほうですか？

はい、仕事もプライベートも。細かいプランは1年とか3年とかのスパンで。大きなプランは10年、20年の長いスパンで立てていますね。

――すごい！　一体どこまで考えているんでしょう。

今の30代から45歳までにはこうしたい。45歳から60歳まではこう。60歳から85歳までには何をする――ほぼ、予定はあるんです。つまり、死ぬまでですね（笑）。

――10年後、どんなふうに過ごしているかイメージを教えてください。

今は、服とバッグを中心にデザインをしていますが、衣・食・住すべて含めてファッションとして提案したいと思っているんです。もしかしたら、メイク品や食品なども手がけているかもしれません。とにかく、「そこに行けば女性がきれいになれる場所」を作りたいんです。

――「きれいになれる場所」、知りたいです！

ですよね？　何より、私がほしい（笑）。　仕事や子育てに忙しい女性は、美容院でヘアカットと同時にネイルやマッサージができればうれしいし、そこで気に入った服を買えて、カフェでくつろげる。おいしい食事をして、気に入った雑貨や食材などショッピングもできる。行けば、何か新しい刺激やトピックスも得られる……これ、理想じゃありませんか？　

――女性をトータルに美しくしたいという思いを形にすると、そうなるのですね？　ぜひ、実現してください。

はい、必ず！

――目的があって、そこに向けての努力は苦にならない？

毎日、120％の努力は続きません。たとえば、私はクッキーが大好きなのですが、「美しくなる強化期間」だけは、無塩のアーモンドがおやつ（笑）。　食べ物に気を遣い、トレーニングも欠かさず、半身浴も50分くらいします。

――どのくらいの期間なのですか。

３か月に1回、２週間続けています。その期間だけは、がんばる。定期的に強化期間をもっていれば、1年後には変われると信じているんです。

――スキンケアもこつこつ派ですね。

気になるシミができたら、効果が出るまで必ずつけ続けます。集中します。ちょうど、鼻の上にうっすら黒い部分ができて、皮膚科に行こうと思っていたんですが、デルメッド　ホワイトニング　スポットクリームを朝晩つけていたら、ほら、消えたんです！！　30歳を過ぎたら、効果のあるスキンケアは絶対味方にしておいたほうがいいと思いますね。　

スポット用美白クリーム

ホワイトニング スポットクリーム

【情報】医薬部外品 【商品番号】459　【容量】20g

通常価格5,500円(本体価格5,000円)

●次回（12月17日配信）は、料理研究家のサルボ恭子さんが登場します。お楽しみに！

関連記事

撮影・青木和義　ヘア＆メイク・広瀬あつこ　構成と文・越川典子