【ずっと会いたかった人】注目のファッションディレクター、ヨンファさんの目指すデザイン(2/4)

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2020.11.26

ワンピースの袖口のシャーリング、コクーン コートの絶妙なライン。シンプルでかっこいいのに、どこか女心を揺さぶる「YONFA」のデザイン。ディレクターのヨンファさんに、ファッションへの思いを聞いていきましょう。

――インスタライブの視聴者とのやりとりで、ヨンファさん「はっきりものを言うのがいい」との評価があるようです。
うれしいです。「このシャツ、パンツにインしてもかわいいですか?」と質問されても、「いい」とは言えないと思ったら、「ナシじゃないけれど、おすすめしません」と(笑)。正直にお伝えします。なぜなら、心にもないことを言ったら、視聴者の方との信頼関係が壊れてしまう。対面でもインスタライブでも、同じように私にとっては大事なコミュニケーションなのです。
――やりとりを見ていると、ヨンファさん、本当に洋服が好きだとわかります。
小さいころから「こういうものを着たい」というイメージがはっきりしていました。納得しなければ母が用意したものでも絶対に着ない。4人きょうだいで3人が女ですが、2番めの私だけが5歳くらいから主張していたそうです。デザインはシンプル。色は一貫してモノトーンか落ち着いた色のもの。考えてみたら、今もずーっと続いていますね(笑)。
――シンプルでモノトーン、でもどこかエレガントさを「YONFA」の服は感じさせます。
ことさら「エレガントに」と意識しませんが、どこか他とは違うニュアンスを出したい。たとえば、秋冬の黒のワンピースは、袖口がシャーリングにしてあります。袖を伸ばして着ると手の甲までかかる長さがある。コートから袖をちょっと出してみたり、袖口をひじくらいまでにたくしあげたり、ちょっとしたエッセンスが着る人の個性を引き出してくれると思っています。
黒のワンピース、レギンス(今季発売予定)の上には、コクーン ロングリバーコート(58、500円)。ワンピースの袖、あえて見える長さに。コートは写真のスモーキーブルーとチャコールグレーの2色。
――何歳ころから、ファッションブランドを立ち上げたい、と思っていたのですか。
大学卒業後に、外資系アパレルに8年勤めていましたが、在職中から考えていました。退職してから専門学校に通い、デザインの基礎から経営まで学びました。卒業して、さあ、ブランドを立ち上げるぞと思った日から、1週間後に立ち上げていました(笑)。
――すごい行動力です!
思ったらすぐに行動しなければ気が済まない。止まれない。両親にも相談しませんでした。会社も辞めてから話す。ブランドも立ち上げてから報告する。これは性分ですね。
――突き進む途中、不安はありませんでしたか。
よく石橋を叩いて渡ると言いますよね。石橋を叩きすぎて壊してしまう慎重な人もいますが、私の場合、そもそも橋がかかっていないところを渡ろうとする(笑)。準備しないです。半年、1年、準備期間があればできるかというと、そんなことはない。先に身を投げ出してしまい、おぼれないように泳ぎ続ける(笑)。
ショールームでの受注会で。お一人ずつ、コーディネートアドバイスをするヨンファさん。
――思い立った行動、というのは、恋愛でもそうですか?
そうかもしれませんね。人生で何が大事かというと、私は行動力だと思っているんです。仕事も、恋愛や家族関係、職場の人間関係もすべて、気持ちを素直に伝えていくことが基本だと思っています。したいことがあれば、率先して動く。動いてみると、周囲も動き始めることが多かったですね。
――失敗を考えないのですか?
そう言われてみれば、考えないですね。もちろん、失敗しないようにする。でも、失敗したら、次のアイディアに生かせばいい。ふり返ってみれば、たくさん失敗はあったと思います。でも「しょうがない!」「はい、次!」。それが私の進み方でした。小学校からの友人にも、「変わらないね~」と言われます。
――何が、ヨンファさんの背中を押しているのでしょう。
ファッションで、女性を元気づけたいという気持ちでしょうか。自分も含めて、ですが。着るもの一つ、メイク一つで、気持ちが上がって、前向きになれますでしょう? 一人ひとりの個性、魅力を最大限生かす、そのお手伝いをしたい。そこは、1ミリも、ぶれることがありません。
サングラスやメガネは、ヨンファさんのコーディネートの必需品。「最後の最後に、イメージをがらりと変えるくらいのインパクトがあります」。写真の何倍もコレクションがある。
――どんな女性でいたいと思いますか?
笑わないでくださいね。最近、「可愛がられたい」と素直に思えるようになったんです(笑)。
――いえいえ、笑いません! 何かよいことがあったのでしょうか?
(爆笑)。いえ、そういうわけでないのです。年齢でしょうか、30歳を超えて周りがよく見えるようになったこともあるかもしれませんね。肌や髪、カラダもそうですが、自分の心や何気なく過ごしている時間も、もっとていねいにしたいと思うようになったのです。
――ヨンファさんの肌を見ても「ていねいさ」が伝わります。時間をかける、ということですか。
いえいえ、スキンケアにしろ、睡眠にしろ、時間はかけられないんです、現実は。だからこそ、確実に効果のあるもの、心地いいものを厳選します。とくにスキンケアは、肌のディテールが気になりだしたので……。
――もしかしたら、お肌の曲がり角――。
そうかも、です(笑)。とくに目の周りが…。小ジワ、クマ。今まで感じたことなかったのですが。
――アイクリームはお使いですか?
アイクリームもいいものがあります。デルメッド アイクリームというのですが、実は今、デルメッド ナイトリッチという美容液がマイブームで、肌全体につけたあと、目の周りに重点的に使うと、翌日のコンシーラーのノリがまったく違うのです。手でふれると、なめらかソフトな肌。フランキンセンスの香り、見た目の色やデザインもよくて、五感をフルに使ってより効果を出していると信じています。
夜のお手入れの最後につけるデルメッド ナイトリッチ。「翌朝の肌がもっちりします」(ヨンファさん)大人っぽいボトルデザインも高評価。
商品

夜用トリートメント

ナイトリッチ

【情報】医薬部外品 【商品番号】335 

通常価格11,000円(本体価格10,000円)

公式サイトで購入
●第3回は12月3日公開。ヨンファさんのプライベートライフをお聞きします。

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キム・ヨンファ(金 瑛華)

「YONFA」ディレクター、(株)style of YONFA代表取締役

2011年大学卒業後、外資系アパレルに就職。2015年退職後、服飾専門学校に入学、ファッションビジネスを学ぶ。2016年ブランド「YONFA」を立ち上げ、2019年に(株)style of YONFAを設立。幼少期からファッションへのこだわりが強く、「自分が本当に着たい、身につけたいと思えるアイテムを自分のために作りたい」と思ったのが、ブランド立ち上げのきっかけ。もの作りは自分のルーツである韓国で行い、大人が永く愛せる高品質で着心地のいいアイテムを作っている。今後はファッションだけでなく、ヘアメイクやライフスタイル全般を「YONFA」から発信していきたいと考えている。

https://yonfa.jp/
Instagram @yonfa0823
Instagram @yonfa_jp

撮影・青木和義 ヘア&メイク・広瀬あつこ 構成と文・越川典子

「YONFA」で大人気の「スクエア ショルダー」(26,500~29,000円税別)を2名様にプレゼントします。

5種類ある定番のバッグは、コンパクトでありながらスマートフォン、お財布、化粧ポーチなどたっぷり入り、発売以来の大人気です。カジュアルでも、あらたまった席でも、シーンを選びません。また、ショルダーバッグとして、写真のようにストラップをくるっと巻いてクラッチバッグとして、2ウェイで使うことができます。日常使いはもちろん、旅行や出張に欠かせないという声が。(手前右から時計回りに)グレー、ブラック、エクリュ、ブラウン、パイソン柄(一番人気)のうち、今年の新色であるグレーと人気色のブラックと、2色をプレゼントします(色はおまかせください)。どしどしご応募ください。

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