【ずっと会いたかった人】料理家・内山ゆきさんが大事にしていること(4/4)

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2021.5.20

どんな人でいたいと思いますか? とたずねた時、「ひと言で言うならば、許せる人、かな」と答えてくれた内山ゆきさん。一緒にいて心地よい、内山さんの秘密がわかったような気がして、価値観、人生観をもっと聞いてみたくなりました。

※最後に内山ゆきさんプロデュースの食材プレゼントがあります!

――お仕事をしていて心を動かされるのはどんな時ですか。
ある地方の、歴史のあるお家を訪問したときです。ふとガラス越しにお庭に目をやると、そのガラスに微妙なゆらぎがあって、とても美しくて。江戸時代のガラスが二度と再現できないように、このガラスをあっさりサッシに替えてしまったら、もうこの世界を感じることができない。ガラスは一例ですが、昔からある歴史的な建築物、そこに使われている技術で残したいと思うものは、日本だけではなく、世界中にあると思います。
――ただ古いというだけでなくしてしまうのは寂しいです。
はい。残してきたいモノがたくさんあります。インテリアやリノベーション、建築物にも、もっと歴史的価値のある技術を使っていきたい。そうすることで、文化を次世代へつなぐことができるのではないかと思うんです。
――伝統的な技術を今に生かすわけですね。
今の建築や空間をつくる上で、サステイナブルという点では伝統技術のほうが優秀な面もあります。ですから、どちらかではなく、融合。「調和」と言ってもいいかもしれませんね。そこに新たな「美しさ」が生まれることを目指しています。
一面だけウィリアム・モリスの壁紙を使っている寝室。この一室だけ見ても、新旧が見事に調和している。
――モノとモノ、新旧の技術も調和。人間関係に似ていますね。
基本、同じですね。私の仕事は、人とのつながりが命。意見の違いがあっても、争わず、ひたすら話しますね、できれば食事をしながら(笑)。議論を重ねることで考え方がシェアされ、調和が生まれるのですから、楽しくてしかたない。
――どんな自分でありたいと思いますか。
「人のことを許せる人」。そういう人が好きです。私も、日々誰かに許されていると思います(笑)。実は私には、20代と10代の子どもがいますが、子育てしていて叱ることは、あまりないんです。普段から「~しなさい」と頭ごなしに言うことはあまりありません。嘘をつかない、人を傷つけない、この2点は守ってもらいたい。また我が家では、よく話をしています。何より大事なのは、家族や友人に信頼されて、人とあたたかな交流をすること。お互いの間に心地よさがあれば、会話をしていてもその人の言葉の“聞き心地”も変わると思いませんか。
アスティエ・ド・ヴィラットの器も好き。今日はコンポートにバラを。手のオブジェには指輪をつけて目を楽しませる。
――いちばん大事にしている価値観は何でしょう。
娘が学校の授業のことを話してくれたことがありました。「今日、『人生設計年表』を作ったのだけれど、結婚のシールが1枚だけ、離婚のシールはないの。出産のシールはあるけれど、アダプト(養子、養子縁組)のシールはない。結婚も男性と女性の結婚だけなの」と。我が家の周りは、色々な環境や指向の人に恵まれている。離婚した人も、再婚した人も。この人生設計だと、自由とは程遠いこともあるかもね~と。
――率直な疑問ですね!
その人個人に対して向き合うことが大事で、マジョリティな価値観でなければならない、生き方がこうでなければならないという発想はナンセンスよね、と話し合いました。娘も「先生は『自由にシールを貼って』と言うのだけれど、全然自由じゃないの」と。話を聞いて、あ、ちゃんと育っている。人生の大切なことのひとつには、自由を選べるということがわかっているとちょっと安心しました(笑)。
よく笑う人。友人たちからも「自由な生き方、大らかな生き方」との証言が。
――ご自分の性格も「自由」なのでしょうか。
う~ん、どうでしょう。思い悩むことはないですね(笑)。反省はするけれど、後悔しない。目の前の状況がベストと思っています。毎年、春っていいよね~と思うし、夏がくれば、やっぱり夏っていいよね~と言う。秋がくれば、秋っていいよね、冬は冬で、冬っていいよね~と。なぜだろう(笑)。あ~また暑い夏が来ていやだ! とか思ったことはないです。
――幸せですね!
はい! おいしい食事をすれば幸せ。眠れれば幸せ。ベッドに入れば、もう2,3秒後には眠っています。
――理想の女性像は?
ありのままに、見栄を張ったり、大きく見せたりも考えない。5年後、10年後もあまり考えていないのですが、先輩女性を見ていて感じるのは、髪に気を配っている方はすてきだなと思ったりします。
――髪、ですか?
女性の髪って、目に入りませんか? じっくり見るわけじゃなくても、お手入れをしているかが一目瞭然なので、印象年齢は変わるかもしれませんね。私自身は、ヘアカラーもしていなくて、シャンプー&トリートメントが大切なお手入れです。しっかりぬるま湯で汚れを落としてからデルメッド ヘアシャンプーを。感触が大好きなのは、デルメッド ヘアトリートメントです。しっとりするのに、さらさら。髪によけいなものが残らないところが好きです。
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●次回は5月24日配信。ランジェリーデザイナーの栗原菜緒さんが登場します。

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内山ゆき(うちやま・ゆき)
料理家/空間プロデューサー、「旬香舎」代表

料理教室やケータリングをはじめ、宿、個人宅のインテリア・建築のディレクションを手がける。幼いころから国内外のいろいろな土地を巡る中で、感性を磨く。古いもの、新しいもの、愛らしいもの、ポップなもの……卓越したモノ選びの目、組み合わせのセンスに定評がある。また、職人やアーティストからの信頼も厚く、食や器などのプロデュースも始める。

旬香舎 https://shunkohsha.com/
Instagram @ yuki_shunkohsha

撮影・青木和義 ヘア&メイク・広瀬あつこ 構成と文・越川典子

内山ゆきさんプロデュースのフード「旬香舎からの春の贈り物」(5,400円)を10名様にプレゼント!

檸檬麹、しらす麹オイル漬け、切干大根のピクルスーー旬の食材を瓶詰にして届ける、内山さん自信の味の数々。いつもは予約販売ですぐに売り切れる人気商品です。この春、特別なセット「旬香舎からの春の贈り物」を10名様にプレゼントします(内容は変更になる可能性があります)。和えたり、のせたりするだけで、ぐんと食材が引き立つ調味料としてお楽しみいただけます。料理の幅もぐんと広がること、間違いなしです。