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【ずっと会いたかった人】料理家・内山ゆきさんに学ぶ初夏のおもてなし(2/4)

料理家で、空間プロデューサーでもある内山ゆきさん。新緑の季節になり、自邸リビングでは食器をはじめ、しつらえも衣更えです。ガラスが目にも涼やかなお部屋で、内山流のおもてなしのコツをお聞きします。

※最後に内山ゆきさんオリジナルの食材プレゼントがあります!

――お部屋に入ると、ブルーのガラス器の中のキャンドルが目に入ります。
キャンドルが大好きで、1年中、限りなく楽しんでいます。夕方になればリビング中のキャンドルを灯しますし、食卓にも必ず。基本、我が家は間接照明だけなんです。ゆるやかにリラックスできます。
――夏でもキャンドルを使うのですね。
そう。寒い季節にはぬくもりを感じますが、暑い季節のキャンドルも趣があります。大きな器に水を張って、そこにキャンドルを浮かべたり、このようなガラス器の中にキャンドルを灯したり。ガラスを通した灯りがかえって涼しさを感じさせてくれます。
――5月に入って、リビングも初夏です。
この季節には、お部屋も衣替えします。この濃紺のキャビネットは、ハタノワタルさんの作品ですが、黒よりもやわらかい印象。この上に季節の登場人物たちを並べると、舞台のようでしょう? これはオールドバカラですね。昔のカット、形、今のものとは違いますね。こちらは、フランスノルマンディーで買ったイギリスのアンティーク。お客様にも家族にも、それぞれその時の好きなグラスを使ってもらいます。
ガラス器は飾っても美しく、「何より私自身が楽しんでいます」。もちろん、実用も兼ねている。
――高価なガラス、日常使いには気を使いませんか。
この部屋には、「~してはいけない」というモノはないんです。「日頃使いたいもの」と縁を持ちます。貴重なモノ、値の張るモノもありますが、その扱い方も日常使わなければわかりません。うちの子どもたちが、壊してしまっても「モノは壊れる」ことから「大切にする」を学べばいいと思っています。
――お子さんたちが小さいときから、ですか。
はい。子どもが使うからといって、「壊れないモノ」「子ども向き」なものを与えておけばいいとは考えなかったですね。縁があって我が家にきた、愛おしいモノばかり。しまい込まずに、毎日見ていたいし、手でも触れたい。でも、私が“所有”している感覚はなく、預かっているような気持ちでいます。
一つひとつの器に思い出があるが、「いつか誰かに使い継がれていくのだろうと思いますね」
――今日は、初夏のお客様をお迎えするしつらえを作っていただきました。
お外からいらっしゃるお客様に涼を感じてもらいたくて、エルメスのブルー ダイユールを主役にしました。
――色もおもてなしのひとつですね。
毎回、テーマを決めるんです。真っ白な食材だけのお食事とか。赤い食材ばかりのときも。北欧をテーマにしたり、チャイニーズにしたり。考えるのが楽しいですね。そうそう、最近、あの器を使っていないな……と思って、器からイメージしてレシピを考えることも。
――器づかいも自由です。
好きだけれど出番がないものは、花器にしたり、小さなものは箸置きにしたり、小物入れにしたり。お皿だからといって、料理を盛りつけなければならないということはないと思います。
お料理を出したら、お客様と一緒にテーブルにつく。「大事なのは、ともに過ごす時間なので」
――同世代の女子会もよくなさるとか。
お友達との集まりもよくあります。美容の話題も多いですよ。「シミをレーザーでとったほうがいいかしら」「こういう施術があるらしい」――へぇ~と、聞いているだけでも楽しいです(笑)。
――年齢を聞くのは無粋ですが、内山さん49歳と伺って、驚きました。
いつの間にか、今年で49歳です(笑)。いつもノーメイク、肌に手をかけずにきてしまいましたが、気になるところはあります。1年ごとに肌が乾燥してきているので、ほしいのは「うるおい」です。そのために、心がけてタンパク質を食べています。魚、肉、豆類……ひとつだけではなく、何種類か食べる。内側からしっかりしておく。スキンケアはそれを後押ししてくれるもの。
――今、お気に入りのものは?
この、デルメッド ナイトリッチですね。翌日のうるおいがすごいです。寝る前の習慣になっています。
夜寝る前にワンプッシュ。デルメッド ナイトリッチは「とろっとした感触もいい。肌がつつみこまれるようです」

夜用トリートメント

ナイトリッチ

【情報】医薬部外品 【商品番号】335 

通常価格11,000円(本体価格10,000円)

●第3回は、5月13日配信。内山さんが手がけるプロダクツについて伺います。

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内山ゆき(うちやま・ゆき)
料理家/空間プロデューサー、「旬香舎」代表

料理教室やケータリングをはじめ、宿、個人宅のインテリア・建築のディレクションを手がける。幼いころから国内外のいろいろな土地を巡る中で、感性を磨く。古いもの、新しいもの、愛らしいもの、ポップなもの……卓越したモノ選びの目、組み合わせのセンスに定評がある。また、職人やアーティストからの信頼も厚く、食や器などのプロデュースも始める。

旬香舎 https://shunkohsha.com/
Instagram @ yuki_shunkohsha

撮影・青木和義 ヘア&メイク・広瀬あつこ 構成と文・越川典子

内山ゆきさんプロデュースのフード「旬香舎からの春の贈り物」(5,400円)を10名様にプレゼント!

檸檬麹、しらす麹オイル漬け、切干大根のピクルスーー旬の食材を瓶詰にして届ける、内山さん自信の味の数々。いつもは予約販売ですぐに売り切れる人気商品です。この春、特別なセット「旬香舎からの春の贈り物」を10名様にプレゼントします(内容は変更になる可能性があります)。和えたり、のせたりするだけで、ぐんと食材が引き立つ調味料としてお楽しみいただけます。料理の幅もぐんと広がること、間違いなしです。