モデル・優恵の笑顔日記「明日も笑う所存です。」

ESSAY vol.24

エッセイ

【モデル・優恵の笑顔日記『明日も笑う所存です。』】 Vol.24「贅沢に、春来たれり。」

  • facebook
  • Twitter
  • LINE
  • はてなブックマーク

2022.3.30

「今日のわたし」もアップサイクル。

肩が凝る、背中が熱い、洗濯するとなかなか乾かない、というおしゃれ的ではない理由でフーディーから遠のいていましたが、これは「なんだかとっても着たい!」と思ったので嬉しいお買い物でした。古着を使ってちょっとかっこいいことを考える。恐竜とか犬とかヘアクリップとか鋏とか、引き出しから適当に取り出したようなモチーフもすごく楽しい。古い物と新しい物を合わせて「今日のわたし」をコーディネートするのが大好きです。着なくなった洋服や使わなくなった物に新しい価値を持たせて、再び誰かの手に届けるアップサイクル、もっともっと広がりますように。

traffic+SSSSTS(大竹彩子×大竹笙子)+THEATRE PRODUCTSのトリプルネームのアップサイクルフーディー。

りんりん、しゃんしゃん、鈴の音。

鈴の音と形が好きです。小さな小さな物から、大きな神社の鈴まで、振って音を鳴らしたいと思います。20年近く前に、インドから届いた小間物を扱うお店でグングルと呼ばれる鈴をまとめて購入しました。リースになっている状態がとても気に入ったのです。ひとつずつ外して端切れや紐を通して贈り物に結びます。友の元へ届いた時にちりんちりんと幸せがやって来ますように。小さな鈴の付いたブレスレットは手を動かす度にしゃらしゃらと耳触りの良い音がします。ころころと大きな日本の鈴も3つずつ紐を通して揺らすと神楽鈴のように心地良い音がするのです。

鈴は空気を浄化する神聖な物といいますが、可愛くて楽しくて心地良い物と思って暮らしの中に散りばめています。

柚子三昧とはこのこと。

かれこれ35年の付き合いになろうかという友の実家のお庭に柚子の木があることを、この冬初めて知りました。袋いっぱいに戴いた柚子、お風呂なんてもったいないと全部搾って毎日のサラダのドレッシングに。無農薬なので皮は細切りにして、鶏肉料理、豚肉料理、大根、里芋、お味噌汁にぱらりと、重宝しました。極め付けは「柚子ごはん」。細切りにした皮と鰹節をお米と一緒に炊きます。皮は柔らかくなって香りも良く、鰹節の塩気がなんとも言えない贅沢な味になりました。

ガラスの器は、友のお母様が使われていた品。柚子と一緒に譲り受けました。

このひんやりが堪りません。

今日はちょっと疲れちゃったなぁ、とか、明日はいつもよりパリッとしていたいなぁ、という日にデルメッド ホワイトニング マスクの助けを借ります。出掛ける前の方がより効果的かなとも思うのですが、マスクを着けているとひんやりと気持ち良くて眠気を誘われるので、わたしはもっぱら夜に。マスクを着けて、大好きなドラマの15分、友とのLINEのやり取り、明日の予定の確認、などなど。マスクを外した後はひたひたひたと美白のコウジ酸の入った美容液を首から胸元、手の甲にも伸ばします。

デルメッド ホワイトニング マスクで贅沢なひとときを。

文と写真・優恵

優恵

ゆえ

モデル・俳優。ティーン誌『mc Sister』の専属として活動を始め、カバーモデルをつとめる。『non-no』『SO-EN』など多くの女性誌、TVコマーシャル、ファッションショーなどで活躍。20代後半からは映画、ドラマに出演し、活動の場を広げる。近年の出演作品に、美玖空トライアル公演「女は女で、女である」(2021・美玖空 脚本/演出)、『秘密のフレグランス』(2021・富田大智 監督)、『Motherhood』(2019・萬野達郎 監督)、『しあわせだったにゃよ』(2019・利重剛 監督)、『午後の悪魔』(2017・中村真夕 監督)、『アイズ』(2015・福田陽平 監督)、『PASSION』(2008・濱口竜介 監督)、インスタシネマ『女図鑑』(2019・美玖空 脚本)などがある。ドラマとファッションとおいしいものと花をこよなく愛する。フォトエッセイ『昼寝の前に』を連載中。https://6ropeway6.com/

撮影・青木和義