【メンテナンスごはん】ビターカラメルのかためプリン カフェで人気のプリンを作ろう
カフェで人気のビターカラメルのかためプリンを作りましょう。
基本の材料は卵、ミルク、砂糖だけ。
カラメルソースを苦めに作り、ミルクにバニラの風味をつけて、卵多めの配合で作れば、しっかり型から抜ける「かためプリン」の出来上がり。
香料もバニラビーンズがあればさらに上等な風味になるし、ないならバニラエッセンスでもいいし、なんならカラメルソースがあるから入れなくてもいいか……くらいの心持ちで大丈夫です。
食材はこちらです。
さあ、作ってみましょう(調理時間:15分+焼き時間30分)。
【材料】(120mlのプリン型5個分)
*プリン生地 | |
全卵 | 2個 |
卵黄 (好みで) | 1、または2個 |
砂糖 | 45g |
牛乳 | 300ml |
バニラビーンズ(またはバニラエッセンス数滴) | 3cm分 |
*カラメルソース | |
砂糖 | 50g |
水 | 小さじ2 |
湯 | 大さじ1 |
写真の卵黄は2個ですが、少しあっさりめが好きなら1個にして作ってもいい。その日の気分で多少分量を変えても作れてしまうのも、プリンのいいところ。
下準備
プリン型にバター(分量外)を塗る。
オーブンを160℃に温める。
湯(分量外)をやかんに沸かしておく。
まず、カラメルソースを作る。
小鍋に砂糖と水を入れ、混ぜ合わせる。
火にかけたら混ぜずに軽くゆする程度で砂糖を焦がしていく。
勢いよく煙が出て濃い色に焦げたら、火からおろし、湯を加えてゆする。
カラメル液が熱いうちに型に注ぐ。
型を冷蔵庫に入れて、キャラメルを固める。
ボウルに全卵と卵黄を溶きほぐし、砂糖とさやからしごき出したバニラビーンズを加えてよく混ぜる。
小鍋に牛乳とバニラビーンズのさやを入れ、沸騰寸前まで温める。
泡立て器で混ぜながら、牛乳を卵液に注ぐ。
(バニラエッセンスの場合はここで混ぜる)
牛乳入りの卵液を型に茶こしで漉し入れる。
天板にプリン型を並べ、湯を注ぐ。
または、天板の縁が低かったり、縁なしの場合は、写真のようにプリン型をバットに入れる。
バットに型の7分目くらいまで湯を注ぐ。
湯に型が浸かる面積が多いほど、プリン生地にスが入りにくい。
バットを天板にのせ、オーブンに入れ、30~35分湯せん焼きにする。
竹串を刺して生地がつかなければ、オーブンから出して冷ます。
粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。
生地に竹串を刺して、型と生地の間に空気を入れる。
器に傾けて型から抜く。
ホイップクリームや季節の果物を添えてもおいしい。
プリン型がない場合は、650~700ml容量の耐熱容器で大きく作ってもいいですよ。
ちょっとひと言
「カラメル」は、水と砂糖を加熱してキャラメル化したもので、抗酸化作用を持ち、一般的に色が濃いほど作用が強いと言われています。
色は濃い褐色で、香ばしい香りと心地い苦みが特徴。
お菓子や飲料の風味付けや天然の着色料として大人気です。
カラメル成分は、ほら、こちらの商品にも配合されています。
福田 里香(ふくだ・りか)
お菓子&料理研究家
1962年生まれ。武蔵野美術大学卒業。果物の専門店・新宿高野に勤めたのち、独立。漫画への造詣が深く、作品に登場するフード(食べ物)表現を考察した『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』(太田出版)は注目を集めた。フルーツを使った独創的なスイーツや料理にも定評があり、雑誌でフードコラムを担当するほか、『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『いちじく好きのためのレシピ』(文化出版局)など著書多数。民芸にも詳しく『民芸お菓子』(エイ出版)がある。
Instagram @riccafukuda
撮影・青木和義
料理作成、写真と文・福田里香