【メンテナンスごはん】即席!とろろ昆布にゅうめん とろろ昆布と生姜でほっかほか
こんにちは。手足に冷えを感じる季節になりました。
菓子研究家の福田里香です。
連載3回目は『即席!とろろ昆布にゅうめん』。
とろろ昆布を使って作る、出汁を引かない簡単スープ麺はどうでしょう。
すぐ出来るから、小腹が空いたときにも便利。
生姜をたっぷり入れるから、身体もほかほかです。
さあ、作ってみましょう。
2人分の基本の材料です。
とろろ昆布 | 約6g |
醤油 | 小さじ4 |
生姜 | 小さじ2 |
小ねぎ | 2本 |
素麺 | 1束 |
水 | 600ml |
生姜がスパイスに、とろろ昆布が出汁の代わりになってくれます。
とろろ昆布の出汁として優れた点は、お酢がまとわせてあるところ。
お酢のほのかな酸味も隠し味になってくれます。
材料はたったこれだけ! 簡単でしょ?
煮麺と書いて「にゅうめん」。
夏に残った素麺は、おいしく煮れば始末もいい。
生姜はたっぷりすりおろします。
小ねぎは小口切りに。
ボウルにとろろ昆布、生姜、醤油を入れて待機。
鍋に600mlの水を沸騰させたら、素麺を加えて煮ます。
煮時間はだいたい1分~2分弱程度ですが、パッケージの指示に従ってください。
素麺を菜箸ですくって、2等分してボウルに入れたら、熱々のゆで汁を注いでください。
さっとかき混ぜて、小ねぎをのせたら、もう出来上がり。
「追いスパイス」や「追い薬味」には、こしょうや七味唐辛子、梅干しなどもおすすめです。
「追いとろろ昆布」や「追い生姜」して、それぞれお好みの味にしてください。
ちょっとひと言
生姜特有の成分・ジンゲロールには身体を温める効果や、調子を整える効果が期待できます。
昆布には身体によいとされるアルギン酸を含む食物繊維や数種類のミネラルが含まれています。
海藻は海からの贈り物。
ワカメや昆布、メカブ、アカモクなど……実は、海藻類はこんなところでも力を発揮しています。
福田 里香(ふくだ・りか)
お菓子&料理研究家
1962年生まれ。武蔵野美術大学卒業。果物の専門店・新宿高野に勤めたのち、独立。漫画への造詣が深く、作品に登場するフード(食べ物)表現を考察した『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』(太田出版)は注目を集めた。フルーツを使った独創的なスイーツや料理にも定評があり、雑誌でフードコラムを担当するほか、『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『いちじく好きのためのレシピ』(文化出版局)など著書多数。民芸にも詳しく『民芸お菓子』(エイ出版)がある。
Instagram @riccafukuda
撮影・青木和義
料理作成、写真と文・福田里香