【今晩のメンテナンスごはん】大豆で女っぷりを上げる! 潰し大豆の呉汁風ピストゥースープ
たくさんの野菜類を柔らかく煮込んで、バジルペースト(ピストゥー)を落として仕上げる、南仏の“食べるスープ”「スープ・オ・ピストゥー」。今回は郷土料理の呉汁のように、潰した大豆もたっぷり加えてアレンジしました。大豆には、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが豊富。女性らしい体を作り出したり、肌や髪のつややかさを守る働きがあるから、まさに“女っぷりアップ”が期待できる一皿です。口の中でさまざまな食感が楽しめるし、野菜だけなのにボリュームも満点。マイ定番にぜひ仲間入りさせて!
材料(2人分)
蒸し大豆(市販)(100g) | 1袋 |
ベーコン | 20g |
長ネギ | 1本 |
にんじん | 1/2本 |
大根 | 4cm分 |
れんこん | 小1節 |
ブロッコリー | 3房 |
にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 小さじ1 |
水 | カップ3 |
塩 | 小さじ1/2 |
バジルペースト(市販) | 大さじ2 |
作り方
- 蒸し大豆は粗く潰す。長ネギは5mm幅に、ベーコン、にんじん、大根、れんこんはさいの目切りにする。ブロッコリーはざく切り、にんにくはみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを引き、ベーコン、長ネギ、ニンニクを炒める。長ネギが透き通ってきたら、にんじん、大根、れんこんを入れ、全体に油が回るまで3分ほど炒める。
- 2に水を加え、煮立ったら弱火にして15分ほど煮る。
- 潰した大豆、ブロッコリーを加え、塩、胡椒で調味する。器に盛りバジルペーストをかける。
ここがポイント
ポイント1 袋のまま、粗く潰せばOK!
大豆を潰して使うことで、旨みや甘みがスープに溶け込んでおいしさがアップします。豆の食感も楽しみたいから、半潰し程度で十分。市販の袋入り蒸し大豆なら、パッケージの上から指で押さえれば潰れるので時間もかからずラク!
ポイント2 たっぷりの大豆と野菜を一皿で。
このスープ一皿で、大豆とたくさんの野菜のビタミン類も摂ることができます。大豆はイソフラボンのほかにも、“畑の肉”と呼ばれるほど良質なたんぱく質と食物繊維も豊富なので、あとはパンかごはんを添えるだけでバランスのいい一食に。ちなみに今回使った大豆は1人分あたり50g、納豆1パック分です。
ポイント3 炒めて野菜の旨みをUP!
野菜は煮る前に一度炒めます。加熱すると野菜に含まれる微量な糖質やたんぱく質がちょっぴり焦げて旨みになり、コクのある仕上がりに。
味変が簡単!
「大豆と野菜の旨みをシンプルに味付けしたスープなので、味変も楽しんでください。バジルペーストの代わりに、すりおろしたパルメザンチーズや砕いたブルーチーズを加えればより濃厚に、ハリッサなどピリッとした唐辛子ペーストを加えればパンチの効いた味に早変わりします」(美才治真澄さん)
蒸し大豆は市販品以外に、水で戻した大豆を圧力鍋で蒸して小分けにし、冷凍でストックしておくと便利です。サラダのトッピングにしたり、炊き込みごはん、チャーハン、キーマカレーなどに混ぜ込んでボリュームアップさせたり…。大豆のパワーを積極的に活用して!
美才治 真澄
びさいじ ますみ
フードコーディネーター・管理栄養士
ライフスタイル誌などへのメニューの提案、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動。女子栄養大学生涯学習講師。
料理作成・美才治真澄 撮影・小出和弘 ライター・小沢緑子