材料は4つだけ。
アボカドにメープルシロップ、レモンとミルク。
メープルシロップのどこかカラメルを感じる味わいとアボカドの青いフレーバー、この相性は最高です。
マイルドな味わいのアボカドは一般的に、甘味ではなく食事系のフルーツとして認識されている気がしますし、サルサソースをはじめ、わさび、醤油、マヨネーズ等、何に合わせてもおいしい料理が出来ますよね。
だけど、じつは甘味と合わせるのもおいしい。
ミルクとミキサーにかけるだけでトロンとシルクのような舌触りになります。
元気が出るアボカドのクリームは、ちょっとしたお腹おさえや朝食にもぴったり。
食材はこちらです。
材料(2人分)
アボカド | 1個 |
メープルシロップ | 大さじ2+少々 |
牛乳 | 180ml |
レモン果汁 | 大さじ1 |
●さあ、作ってみましょう(調理時間:10分)。
1 ナイフの刃先をアボカドの種に当てながら、ぐるりと一周させ、手で左右に捻り、パカッと外す。
2 スプーンで果肉をかき出す。
3 かき出した果肉はミキサーに入れて、レモン果汁を絞る。
生レモンを使う場合は、果肉もこそぎ落として入れる(画像)。
メープルシロップと牛乳を注ぎ、なめらかになるまで30秒ほど撹拌する。
4 器に注ぎ、お好みでメープルシロップを追いがけする。
あれば、レモンピールを削りかける。
5 スプーンでよく混ぜていただく。
混ぜるとトロリとなめらかな仕上がりになる。
冷凍庫で冷やして、半固まりになったところをいただいても、シャリっとしておいしい。
ちょっとひと言
アボカドは森のバターといわれるほど、栄養価が高いフルーツです。
悪玉コレステロールを減らす効果が期待できるオレイン酸や、抗酸化作用があるビタミンEが豊富。
また食物繊維も取ることができます。
ただし、アボカドのカロリーを考えると、1日に食べるアボカドの適量は1/2個です。
福田 里香(ふくだ・りか)
お菓子&料理研究家
1962年生まれ。武蔵野美術大学卒業。果物の専門店・新宿高野に勤めたのち、独立。漫画への造詣が深く、作品に登場するフード(食べ物)表現を考察した『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』(太田出版)は注目を集めた。フルーツを使った独創的なスイーツや料理にも定評があり、雑誌でフードコラムを担当するほか、『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『いちじく好きのためのレシピ』(文化出版局)など著書多数。民芸にも詳しく『民芸お菓子』(エイ出版)がある。
Instagram @riccafukuda
撮影・青木和義
料理作成、写真と文・福田里香