ポテトサラダを嫌いなひとがいるだろうか?
いや、いないです!と即答したいほど、みんな好きですよね。
わたしも大好きです。
ポテサラは酒の肴から、洋食の付け合わせ、和食の小鉢、サンドイッチの具材まで……いろんな料理に寄り添ってくれるお惣菜界の万能選手。
じつはディルとじゃがいもの相性は抜群。
隠し味にアボカドも入れて作ってみてください。
ホクホクのじゃがいものおいしさが全開です。
食材はこちらです。
さあ、作ってみましょう(調理時間30分)。
【材料】
じゃがいも | 約300g |
アボカド | 1/2個 |
ディル | 2本程度 |
黒胡椒 | 適宜 |
(a) | |
マヨネーズ | 20g |
プレーンヨーグルト | 15g |
塩 | 2つまみ |
小ぶりの新じゃがを使ったのでたくさんに見えますが、
一般的な大きさのじゃがいもなら2~3個程度です。
鍋に水洗いしたじゃがいもと水を入れ、火にかける。
沸騰したらふつふつ泡立つくらいに火を細め、じゃがいもにスッと竹串が通るまでゆでてください。
じゃがいもは温かいうちに皮をむき、食べやすい大きさに切る。
じゃがいもの形状はお好みで。
小ぶりなので2~4つにごろっと切り分けましたが、マッシャーで半つぶしくらいにしてもおいしいです。
アボカドは皮をむき、2cm角に切る。
ボウルに(a)を入れて混ぜ、じゃがいもとアボカドを加えよく和える。
酸味も旨味のひとつだと思います。
酸っぱいのが好きなかたは、ここにビネガーを少々加えるのもおすすめです。
お酢はなんでも。
米酢、ワインビネガー等お好みで。
ディルの葉先を指でちぎる。
用意したディルの1/10程度を残して、あとは全部ボウルに混ぜる。
ポテサラを器に盛りつけ、黒胡椒をふる。
残りのディルを飾ればできあがり。
取り分けていただきます。
タルティーヌ(オープンサンド)にしても◎。
パンにマスタードを一面に塗って。
ポテサラをたっぷりのせれば、ランチにぴったり。
食べやすい大きさに切り分けて、お酒の肴にしても。
ちょっとひと言
ディルはセリ科の一年草。
Dillという名は、北欧の「なだめる」という言葉に由来し、気持ちを和ませる効果が期待できると言われています。
また、葉酸やビタミンB、C、マグネシウムを含み、消化を助ける働きもあるのだそう。
ディルの成分は、ほら、こちらの商品にも配合されています。
福田 里香(ふくだ・りか)
お菓子&料理研究家
1962年生まれ。武蔵野美術大学卒業。果物の専門店・新宿高野に勤めたのち、独立。漫画への造詣が深く、作品に登場するフード(食べ物)表現を考察した『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』(太田出版)は注目を集めた。フルーツを使った独創的なスイーツや料理にも定評があり、雑誌でフードコラムを担当するほか、『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『いちじく好きのためのレシピ』(文化出版局)など著書多数。民芸にも詳しく『民芸お菓子』(エイ出版)がある。
Instagram @riccafukuda
撮影・青木和義
料理作成、写真と文・福田里香