紙のお香というものがあるらしい。お洒落な言い方だとペーパーインセンス。飾るとほのかに、焚くとふわっと品良く香る。お手紙に添える、名刺入れに忍ばせておくなどというハイセンスな使い方もあるとか。
淡路島で創業120年以上のお香の老舗「薫寿堂」さんが手掛ける、葉っぱの形の紙のお香「HA KO」。ジャスミン、シトラス、シナモンなど香りの違う葉っぱを重ねて楽しむのも良い。付属の素焼き皿は、お神酒や盛り塩に使われる神具の土器(かわらけ)で、凛とした風情がある。
早速名刺入れに忍ばせてみる。ほのかに香る名刺を渡して、大人の気遣いを示したい。
デルスタ編集部・茉莉花(マツリカ)
庭付き古民家の縁側に寝転がって、毎日好きな本を読んで暮らしたい。極度の甘党で、最近真面目に糖尿病を心配している。