骨付きでごちそう感たっぷり! おうちごはんが大いに盛り上がりそうなジューシーなラム肉を味噌ダレで和風味に仕上げました。ラム肉は高たんぱくで、代謝を助けて疲労回復に一役買ってくれるビタミンB群やミネラル類も豊富。今回は免疫力を活性化させる注目の食物繊維、β-グルカンを含む舞茸をグリルして合わせ、季節の変わり目でバテがちな今、頼れる一品に。にんにくも利かせたこってり味で食欲もアップ。疲れも吹き飛びそう。
材料(2人分)
ラムチョップ | 6本 |
舞茸 | 大1パック(150g) |
オリーブオイル | 小さじ1 |
★A | |
-にんにく(おろし) | 1/2片分 |
-味噌 | 大さじ1 |
-みりん | 大さじ1 |
-粒マスタード | 小さじ2 |
ベビーリーフ | 好みで適宜 |
作り方
- 舞茸は繊維に沿って大きくほぐす。
- 肉の下ごしらえをする。1の舞茸でラムチョップを両面から挟み、隙間ができないようにぴったりラップで包んで室温に1時間ほど置く(室温が高い場合は冷蔵庫へ)。ラップを外し舞茸と肉を分ける。
- オリーブオイルを引いたフライパンを強めの中火にかけ、舞茸を並べ、両面を色よく焼いて取り出す。
- 3のフライパンに肉を並べ、強めの中火で両面を色よく焼く。
- 合わせたAを4の肉全体に絡める。器に3の舞茸とともに盛り、好みでベビーリーフを添える。
ここがポイント
ポイント1 ラム肉と舞茸で残暑疲れを一掃。
良質なたんぱく質をはじめビタミンや鉄、亜鉛などのミネラルも豊富で栄養価が高いラム肉と、免疫力を上げるβ-グルカンが摂れる舞茸は、夏の終わりにたまりがちな疲れを解消するパワーコンビ。ラム肉はさらに脂肪燃焼を促すL-カルニチンが肉の中でダントツに多く、ダイエット効果も期待できます。
ポイント2 舞茸パワーで肉を柔らかく。
舞茸は肉の下ごしらえにも活躍。たんぱく質を分解する酵素が含まれていて、肉を挟んでラップでしっかり包んで寝かせると、肉の繊維が壊れてより柔らかくなるんです。
ポイント3 タレが肉全体に絡めば完成。
ラムはレアでも食べられる肉なので、焼きすぎないように。両面に焼き色がついたらすぐにタレを回しかけ、フライパンを揺すりながら肉全体に絡めたら火を止めて。
ラム独特の香りは、実はさまざまな味付けと好相性!
「塩こしょうのシンプルな味付けもおいしいですが、ラム肉独特の香りやクセは、コクのあるタレとの相性が抜群です」(美才治真澄さん)。味噌ダレ以外にも、バルサミコ酢と醤油を合わせた和洋折衷風、甜麺醤に料理酒とラー油を混ぜた中華風もよく合う。「焼いた後の肉汁を活用した、甘酸っぱいフルーツ味のソースもおすすめです。オレンジジュースを加えて煮詰めたり、あるいは白ワインと刻んだドライいちじくを加えて同じく煮詰めたり、と作り方も簡単。見た目も華やかで、レストラン気分を楽しみたいときなどに、ぜひ試してみてください」
美才治 真澄
びさいじ ますみ
フードコーディネーター・管理栄養士
ライフスタイル誌などへのメニューの提案、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動。女子栄養大学生涯学習講師。
料理作成・美才治真澄 撮影・小出和弘 ライター・小沢緑子