アメリカ南部の郷土料理「ガンボスープ」はまさに夏に食べたいピリ辛味! 唐辛子の辛みとトマトの酸味、そしてオクラのとろみが食欲をそそります。今回はさらにとろっとさせるために、ネバネバ成分が豊富な海藻、アカモクもプラス。じつはこのアカモク、免疫力アップが期待されている注目の食材なんです。たっぷりの魚介やソーセージもごろごろ加えて栄養満点。主菜代わりにもぜひ!
材料(2人分)
オクラ | 10本 |
冷凍シーフードミックス | 150g |
ソーセージ | 4本(60g) |
トマト | 1個(200g) |
セロリの茎 | 1本(80g) |
にんにく | 1片 |
アカモク(湯通ししたもの) | 50g |
オリーブオイル | 小さじ1 |
水 | カップ2 |
★A | |
-チリパウダー(一味唐辛子やタバスコも可) | 小さじ1 |
-パプリカパウダー | 小さじ2 |
-ウスターソース | 小さじ1 |
-塩 | 小さじ2/3 |
作り方
- ソーセージ、オクラは5mm幅の小口切り、トマトはざく切りにする。セロリは5mm角、にんにくはみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、セロリ、にんにくを炒めて香りを引き出す。しんなりしたらソーセージを加えてさらに炒める。
- 2に水を入れて強火にし、煮立ったらトマト、オクラ、Aを加えて中火で10分ほど煮る。
- シーフードミックス、アカモクを加え、煮立ったらさらに1〜2分ほど煮る。
ここがポイント
ポイント1 ピリ辛&ネバネバで、おいしくヘルシーに。
唐辛子の辛み、トマトの酸味、そしてセロリやにんにくの香りが食欲を刺激します。オクラとアカモクはとろみだけでなく、健康効果もプラス。ネバネバの元である水溶性食物繊維は腸内を整えてくれ、中でもアカモクに含まれるフコイダンには免疫力を強化させる働きもあると期待されています。
ポイント2 じっくり煮込んで、とろみを引き出す。
さっと茹でたり、刻んでそのまま食べることが多いオクラですが、ガンボではネバネバでスープにとろみをつけたいので、10分ほどじっくり煮込みます。
ポイント3 アカモクでネバトロをさらにアップ。
トマトが煮崩れ、オクラがくったりしてきたら、アカモクを加え混ぜます。こちらは1、2分ほど煮るだけで十分にとろみが引き出されます。
アカモクはちょい足ししてもおいしい!
ネバトロの食感が楽しめるアカモク。「クセがないので料理に使いやすく、ちょい足しするだけで手軽に食物繊維を摂れるのもいいところです。つけ麺の汁に入れたり、卵焼きの具にするのもおすすめ。また、もずくの天ぷらのように衣と混ぜてカラッと揚げてもおいしいですよ」(美才治真澄さん)
そのアカモクから抽出したエキスは化粧品にも使用されています。日焼け後の肌の炎症やほてりを抑え潤いを守ってくれる働きがあるというから、夏の肌の強い味方!
https://www.dermed.jp/item/basic/index.php
美才治 真澄
びさいじ ますみ
フードコーディネーター・管理栄養士
ライフスタイル誌などへのメニューの提案、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動。女子栄養大学生涯学習講師。
料理作成・美才治真澄 撮影・小出和弘 ライター・小沢緑子