
【今晩のメンテナンスごはん】ぷりぷりのイカでスタミナアップ! イカスミたっぷりイカメンチ
黒いコロッケ? に見えるこちらは、イカスミをたっぷり練りこんだ「イカメンチ」。青森のソウルフードをイタリアン風にアレンジしました。ぷりぷりした食感も楽しく、小ぶりなのでワインやビールのお供にもぴったりです。そしてうれしいことに、イカは低脂肪なのに高たんぱく。そのうえ、イカにもイカスミにも疲労回復に効果があるとされるタウリンが豊富に含まれているんです。体力不足を感じたときにこそ活躍させたい一品!
材料(2人分)
スルメイカ | 1杯(正味200g) |
長ネギ | 1/2本(50g) |
卵 | 1個 |
パン粉(タネ用) | 大さじ4 |
イカスミソース(市販のパスタソース) | 大さじ1 |
ナンプラー | 小さじ1/2 |
パン粉(衣用) | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
チャービル | 好みで適量 |
作り方
- イカは軟骨、内臓、目、口を除き、皮付きのまま2cm角程度のざく切りにする。長ねぎは粗めのみじん切りにする。
- ボウルに1、卵、パン粉、イカスミソース、塩代わりにナンプラーも入れてよく混ぜる。
- バットにパン粉を敷き詰め、スプーンですくった2を落とす。パン粉をまぶして円盤形に成形する。
- フライパンに揚げ油を高さ2〜3cmほど入れて180℃に熱する。3を入れ、途中裏返しながら表面がカラッとするまで揚げる。器に盛り、チャービルを添える。
ここがポイント
ポイント1 1杯丸ごと贅沢に!

通常のイカメンチのようにゲソだけではなく、今回はスルメイカを丸ごと贅沢に使います。イカスミは市販のパスタソースで代用し、調味料としても活躍させて。イカ&イカスミでタウリンをたっぷり補給!
ポイント2 ハサミでチョキチョキ切り開く。

さばくときにキッチンバサミを使うと簡単。まずはエンペラがついていないほうにハサミを入れ、胴を切り開いていきます。
ポイント3 少しずつゆっくりはがして。

切り開いたら、胴と内臓がくっついている部分を少しずつはがしながら、胴とゲソに分けます。あとは胴から軟骨を引きはがし、ゲソから内臓、目、口をハサミを使って取り除けばOK。
ポイント4 大胆にザクザク切る。

本来イカメンチに使うイカはみじん切りにしたり、フードプロセッサーでペースト状にすることが多いのですが、今回は新鮮なイカの歯ごたえを楽しむために2cm角程度のざく切りに。やはりキッチンバサミで切るとラク。
ポイント5 衣がきつね色に変われば完成。

表面はサクッ、中はふっくら柔らかく揚げるために、両面の衣が色づいたら即引き上げて。タネはややゆるめなので、揚げ油に入れるときにはお玉などにのせてスライドさせるときれいな形に仕上がります。
イカスミに注目!
「イカスミソースを普段の料理に取り入れるなら、スープやみそ汁に加えるのもおすすめ。コクが出て、味変も楽しめますよ。あるいはご飯にタバスコなどの辛味調味料と一緒に混ぜて中にチーズを入れ、オリーブオイルを引いたフライパンで焼きおにぎりにするのも香ばしくておすすめです」(美才治真澄さん)
イカスミから抽出された成分は、ヘアケアにも力を発揮。含まれるアミノ酸に毛髪を補修する効果があり、ハリコシのある健やかな髪を保つ働きをしてくれるそうです。
https://www.dermed.jp/item/haircare/index.php

美才治 真澄
びさいじ ますみ
フードコーディネーター・管理栄養士
ライフスタイル誌などへのメニューの提案、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動。女子栄養大学生涯学習講師。
料理作成・美才治真澄 撮影・小出和弘 ライター・小沢緑子