白い綿毛に覆われた肉厚の葉っぱを見てるとちょっと癒される。この草の名は、ハハコグサ=母子草。春の七草にも入れるゴギョウとかオギョウと呼ばれる草と同じである。
草餅といえば今はヨモギを使うけれど、かつてはこの母子草(ハハコグサ)が主流だったとか。でも、母と子を杵でつくのはかわいそう、ということからヨモギを使うようになったそう。で、この母子草でつくった草餅を食べてみたのです。ヨモギほど香りは強くなくて、ほんのり香る程度だけど、色はとても鮮やか。
まあ、草餅はヨモギでいいかもと思いながら、何となくこのふわふわの葉っぱが愛おしく、ちょっと栽培してみることに。 母子草の花言葉、「無償の愛」っていうのも、ちょっと素敵じゃないですか。
デルスタ編集部・キャット
空とか葉っぱとか匂いとかで季節を感じると、旬の食べものとそれに合うお酒のことばかり考えてしまう。そんな煩悩を少しでも戒めるべく、室礼のお教室で季節や旬の意味をお勉強中。