【今晩のメンテナンスごはん】腸活もできる、簡単“おうち中華”。 豚肉とトック、高菜漬けとメンマの発酵炒め
豚肉とピーマンのチンジャオロースに、高菜漬けとメンマといった発酵食品の漬物をたっぷり炒め合わせた“発酵炒め”。さらに、もちもちっとした食感がクセになる韓国餅のトックもプラス。実は、漬物には発酵させることで生まれる、整腸作用の高い乳酸菌が豊富。ボリューミー&肉も食べられるのにお腹の中が整い、腸活がしっかりできるうれしいメニューなのです。コクのある醤油だれにはタバスコ、はちみつ、隠し味に甘酸っぱさのあるローズヒップと甘辛酸を加えることで、料理の味がグレードアップ! いつもとひと味違う、おうち中華を楽しんで。
材料(2人分)
豚ヒレ肉 | 100g |
ピーマン | 2個 |
高菜漬け(小口切り) | 30g |
メンマ(細切り) | 30g |
トック | 100g |
ごま油 | 小さじ1 |
水 | 50ml |
★ A | |
-醤油 | 小さじ1 |
-はちみつ | 小さじ1 |
-片栗粉 | 小さじ1 |
-タバスコ | 小さじ1/2 |
-ローズヒップティーの茶葉(ティーバッグタイプ) | 1パック(3.5g) |
作り方
- 豚ヒレ肉、ピーマンは細切りにする。豚肉にAを合わせてしっかりなじませる。
- フッ素樹脂加工のフライパンを中火にかけてごま油を熱し、1の肉とピーマンを炒める。
- 肉の色が変わったら、高菜漬け、メンマ、トックを入れてさらに炒める。
- 3に水を加えて炒め、トックが柔らかくなったら出来上がり。
ここがポイント
ポイント1 発酵食品+αでお腹の中をケア。
高菜を塩で発酵させた高菜漬けと、たけのこを茹でて発酵させたメンマには、腸活に大役立ちの乳酸菌がたくさん。また、醤油だれに合わせたタバスコは唐辛子を酢と塩で発酵させた発酵調味料で、はちみつは腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖を多く含んでいるから、お腹の中を整える働きをよりサポートしてくれます。
ポイント2 炒める前にたれとなじませて!
肉は、あらかじめたれとしっかり混ぜ合わせておきます。片栗粉でとろみをつけたたれで肉がコーティングされることで、火を通してもしっとりとした仕上がりに。
ポイント3 色の変化が合図!
肉をふっくら柔らかく、ピーマンを歯ごたえよく仕上げるためには、短時間でサッと炒めることが大切。高菜漬けとメンマ、続けてトックも、肉の色が変わってきたら即加えて。
ポイント4 トックはあとから水を加える。
薄切りにしたトックは水で戻さなくても、少量の水を加えて炒めれば柔らかくなります。また、水分を加えることで高菜漬けやメンマの旨みが料理全体に行き渡り、味がなじみやすくなるメリットも。ちなみにトックはもち米ではなく、うるち米で作られているので加熱しても煮崩れず、韓国では炒めもののほか、スープ、煮込みなどさまざまな料理に使われています。
ローズヒップティーの茶葉をスパイス代わりに!
たれに使ったローズヒップティーの茶葉は、炒めもの以外の料理に使うのもおすすめです。「ゆかりのふりかけや刻んだしその葉を使うように、混ぜたり振りかけたり。料理に少し甘酸っぱさを加えたいときに、スパイス代わりに使ってみてください。ローズヒップに豊富なビタミンCも摂れます」(美才治真澄さん)
ローズヒップは野バラの実を乾燥させたもの。日本でも北海道などで野バラの一種、ハマナスが栽培されていて、その実からローズヒップティーやジャムなども作られています。また、ハマナスの実から抽出したエキスは、化粧品にも配合され、肌のハリを保つ美肌サポート成分としてその力を発揮しています。
https://www.dermed.jp/item/washing/
美才治 真澄
びさいじ ますみ
フードコーディネーター・管理栄養士
ライフスタイル誌などへのメニューの提案、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動。女子栄養大学生涯学習講師。
料理作成・美才治真澄 撮影・小出和弘 ライター・小沢緑子