お鍋の薬味を入れるのにちょうどいい、と手に入れた白い陶磁器。薄さとサイズ感がいいし、シンプルな中に添えられた控えめなロゴも悪くない。実はこのロゴにある「JIPO」はチェコのメーカーで、これらは実験用の器具としてつくられたものらしい。調べると、他にもビーカーとかメジャーカップとか、いかにも実験っぽいものがあった。
巷では、すでにキッチンツールとして扱われているのだが、料理も実験も、もともと使う道具は似ているので、さほど驚くことではないかもしれない。だけど、ジャンルの出どころがちょっと違ったこのモノたちに、少しだけワクワクさせられるのである。ジャンルを超えているせいか、器具というストイックさのせいか、和・洋・中と、どの料理にもそれっぽく当てはまるのである。
デルスタ編集部・キャット
空とか葉っぱとか匂いとかで季節を感じると、旬の食べものとそれに合うお酒のことばかり考えてしまう。そんな煩悩を少しでも戒めるべく、室礼のお教室で季節や旬の意味をお勉強中。